書籍名 |
改訂 起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック |
出版社 |
中央法規出版
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発行日 |
2017-03-15 |
著者 |
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ISBN |
9784805854761 |
ページ数 |
172 |
版刷巻号 |
改訂版 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
起立性調節障害の子どもおよびその家族の悩みについて、具体的なケースを交えて詳しく解説!起立性調節障害の子どもが思春期を迎えることで生まれる戸惑い・悩み。本書は「起立性調節障害」の子どもの高校進路選択や学校生活、就職・就労等、日常生活のさまざまな困難を適切にサポートできるよう具体例を交えてわかりやすく解説。最新のガイドラインに対応した改訂版。
目次
- 表紙
- 改訂にあたって
- 目次
- はじめに - 本書の執筆にあたって -
- ある患者さんのお祖父さんからの手紙
- ある小児科医からの相談メール
- 高校中退者の実態
- 第1章 起立性調節障害の子どもを待ち受ける数々の障壁
- 起立性調節障害が悪くなったウメ子さん
- 起立性調節障害は「うつ」との鑑別が重要
- [ コラム 「うつ」の診断基準 ]
- 保護者の心配・不安・怒りが最大の増悪因子
- 起立性調節障害で間違いやすい学校の対応
- 担任教師の訪問、連絡の取り方に注意が必要
- 進路指導教師の理解も重要
- 起立性調節障害から長期不登校を起こす理由
- 第2章 進路を考えるうえで大切にしたいこと - 学校を休みがちな起立性調節障害の子どもたちの中学卒業後の実態調査結果から学ぶ -
- 不登校傾向の起立性調節障害児100名の中学卒業後の実態
- 高校の種類について
- Aグループの結果
- Bグループの結果
- Cグループの結果
- Dグループの結果
- まとめ
- 第3章 起立性調節障害の子どもの高校進路選択ケーススタディ
- 高校進路に選択肢がなかった時代、Aさんのケース
- 友達と一緒がいいと、高校進学したBさんのケース
- 高校を中退して「うつ」を発症するのは、なぜ ?
- 親に懇願されてやむなく高校に進学したけれど……
- 中高一貫の名門校、無念で転校もできないまま……
- 高校中退したケースから学ぶこと
- 第4章 子どもの自主性を育むには
- 起立性調節障害の子どもには人一倍強い自主性が求められる
- 自主性はどのように発達するのか
- (1) 乳児期 ( 課題は基本的信頼の獲得 )
- (2) 幼児期前期 ( 課題は自律性の獲得 )
- (3) 幼児期後期 ( 課題は自主性の芽生え )
- 起立性調節障害の子どもの自主性を取り戻す
- (1) 起立性調節障害の子どもは自主性が欠けているのか ?
- (2) 起立性調節障害の子どもの自主性を高める
- (3) トータルな視点で高校進路を選択する
- (4) 心の平静を保つことの大切さ
- 【保護者ガイダンスで「心の平静」の大切さを学んだF子さんの母親】
- 高校進路選択で成功するには
- 【ケース紹介 ( 体調に見合ったカリキュラムを提供できる通信制高校へ進学したGさん )】
- 第5章 高校進学以後の留意点
- 通学に関する注意点
- 学校・教師への理解を求める
- クラブ活動など
- 家庭での日常生活について
- (1) 連続してのパソコン作業は30分以内に制限しよう
- (2) パソコン作業の合間に、ストレッチ体操をしよう
- (3) パソコン作業は、夜11時までに切り上げよう
- (4) 入浴について
- 専門学校・大学進学や就職について
- 自分なりの「日常活動キャパシティ」を発見しよう
- [ 日常活動キャパシティ チェックリスト ]
- [ コラム マルファン症候群について ]
- 自分にとって一番やりたい職種は何かを考え、それを目指そう
- 結婚・出産・子育て
- 子どもから大人への自律神経機能の変化
- 妊娠
- 出産・子育て
- 第6章 素晴らしく生きる
- 巻末資料 起立性調節障害とはどのような疾患か
- (1) 子どもの不定愁訴
- (2) 起立性調節障害の病態
- (3) 起立性調節障害の診断
- (4) 起立性調節障害に対しては心理社会面からの配慮も重要
- (5) 起立性調節障害の治療
- おわりに
- 著者紹介
- 奥付