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書籍詳細

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書籍名 カラーアトラス 生理的な総義歯治療 AS-システム
出版社 永井書店
発行日 2004-10-01
著者
  • 関谷昭雄(著)
ISBN 4815916985
ページ数 112
版刷巻号 第1版
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総義歯治療における臨床医の意識改革の方法がここに! 著者は,45年の一般臨床と34年のインプラント治療の経験から,オーラルリハビリテーションの一術式であるPMSテクニックを総義歯治療に応用し,従来術式や各ステップごとの問題点を改善するとともに,各種理論の疑問点を解決したシステムを構築。実症例にそって著者自ら撮影したカラーを提示しながら判りやすく解説しています。

目次

  • 表紙
  • 序文
  • 目次
  • 巻頭カラーアトラス 生理的な総義歯治療の特徴
    • 生理的な義歯の断面形態
    • 咬合の安定を図るため歯と歯列位置・形態を整えよう
    • 義歯の維持・安定と良好な審美性を得るためフレンジ形態を回復しよう
    • 義歯の咬合の長期安定を図るため臼歯部の咬合を維持しよう
    • 下顎総義歯のより良い維持を得るためインプラントを活用しよう
  • 第1章 AS - システムによる総義歯治療
    • 1. AS - システムとは ? PMSテクニックの総義歯治療への応用
    • 2. 従来法や各種理論の疑問点と問題点
    • 3. PMSテクニックについて
      • PMSテクニックによるオーラルリハビリテーションの症例1
      • PMSテクニックによるオーラルリハビリテーションの症例2
      • PMSテクニックによるオーラルリハビリテーションの症例3
  • 第2章 臨床の実際
    P.13
    • ステップ1 初診時の対応と準備
      • 1. 術前診査と前治療・処置
        • 総義歯作製前に行った前治療・処置の例
      • 2. 診断と治療計画
        • 1) 規格模型とは ?
        • 2) 旧義歯がある場合の規格模型
        • 3) 旧義歯がない場合の規格模型
          • (1) 概形印象採得と模型の作製
          • (2) 解剖学的基準点, 基準線, 基準数値の把握
          • (3) 咬合床の作製
          • (4) 咬合堤の作製
        • 4) 咬合採得と模型の咬合器装着
          • (1) 咬合採得
          • (2) 模型の咬合器装着
        • 5) 総合診断
      • 3. 人工歯の選択
        • (1) 前歯部の人工歯
        • (2) 臼歯部の人工歯
    • ステップ2 前歯部被蓋関係の確立
      • 4. 上下前歯部の人工歯排列と歯肉部の形成
        • (1) 上顎前歯部の人工歯排列
        • (2) 下顎前歯部の人工歯排列
        • (3) 前歯部の咬合関係
        • (4) 歯肉部の形成
      • 5. 咬合床の試適と人工歯の排列位置, 歯肉部形成面の修正
    • ステップ3 下顎臼歯部の修復
      • 6. 下顎臼歯部の人工歯排列と歯肉部の形成 ( 咬合平面の設定 )
      • 7. 下顎ワックスデンチャー床縁部の辺縁形成と歯肉部形成面の修正
      • 8. 下顎ワックスデンチャーによる最終機能印象採得と重合用模型の作製
      • 9. 下顎 ( 金属床 ) 義歯の重合⇒研磨⇒完成
    • ステップ4 上顎臼歯部の修復
      • 10. 上顎臼歯部の人工歯排列と歯肉部の形成
      • 11. 上顎ワックスデンチャー床縁部の辺縁形成と歯肉部形成面の修正
      • 12. 上顎ワックスデンチャーによる最終機能印象採得と重合用模型の作製
      • 13. 上顎レジン床義歯の重合⇒研磨⇒完成
      • 14. 上下レジン床義歯装着時の診査と微調整
        • (1) 義歯床の適合状態の調整
        • (2) 咬合接触関係の調整
        • (3) 審美的, 機能的調整
      • 15. 上顎義歯の金属床への置換
      • 16. 上顎臼歯部人工歯咬合面の金属歯への置換
        • (1) FGP法について
        • (2) 臼歯部人工歯の咬合接触関係について
        • (3) 上顎臼歯部人工歯咬合面の金属歯への置換術式
    • ステップ5 上下完成義歯の装着
      • 17. 上下完成義歯の装着と微調整
    • ステップ6 長期的な咬合の維持
      • 18. 総義歯装着後の経過とメンテナンス
        • (1) 義歯の管理
        • (2) 長期経過における諸問題とその対応
  • 第3章 下顎総義歯難症例への対応
    P.57
    • 顎堤の平坦な下顎の無歯顎症例にAS - システムによって総義歯を作製した例
  • 第4章 その他の総義歯
    P.65
    • 1. シングルデンチャー ( 片顎総義歯 )
      • 1) シングルデンチャー作製時に行う対顎の歯と歯列位置・形態の修正法
      • 2) CSCテレスコープについて
      • 3) CSCテレスコープとバー & クリップを併用した総義歯への移行義歯 ( 上顎 ) の例
    • 2. インプラントオーバーデンチャー
      • (1) インプラントの植立
      • (2) 顎堤粘膜への対応
      • (3) 作業用模型の作製
      • (4) 中間上部構造
      • (5) 上部構造の総義歯
      • (6) インプラント治療についての私見
        • 1) インプラントの植立術式
        • 2) 顎関節症の治療と下顎のインプラント オーバーデンチャーの例
  • 第5章 長期経過症例
    P.83
    • 1. 上顎総義歯, 下顎フルブリッジの例
    • 2. 上顎総義歯, 下顎7~4 | 5~7部分床義歯の例
    • 3. 上顎総義歯, 下顎インプラント オーバーデンチャーの例
  • 文献
    P.97
  • 索引
    P.99
  • あとがき
  • 奥付

参考文献

文献

P.97 掲載の参考文献

  • 1) 伊藤輝夫 : カラーアトラス歯周外科. 第2版, 医歯薬出版, 東京, 1985.
  • 2) 伊藤輝夫 : IMZインプラント・システム (西ドイツ) の研修とDr. Axel Kirschのオフィスを訪ねて. 歯界展望 73 (4) : 931-937, 1989.
  • 3) 伊藤博子 : 咬合彎曲と顎口腔機能の関連性に関する臨床的研究. 阪大歯誌 38 (2) : 468-493, 1993.
  • 4) 井上孝, 下野政基 : オッセオインテグレーションの概念と評価. 歯界展望別冊/オッセオインテグレーテッドインブラント, 30-46, 医歯薬出版, 東京, 1993.
  • 5) 井上孝, 下野正基 : 口腔インプラント学検視孝3インプラントと恒常性. 日本歯科評論 631 : 165-172, 1995.
  • 6) 大原敏正, 関谷昭雄ほか : AS-咬合平面診断器のインプラント補綴への応用. 日口腔インプラント誌 5 (1) : 57-62, 1992.
  • 7) 岡本武司, 関谷昭雄ほか : インプラント支台周囲歯槽粘膜の厚径について考察. 日口腔インプラント誌 8 (2) : 176-180, 1995.
  • 8) 川添彬尭, 山内六男ほか : 海外のインプラント学会および国内販売インプラントシステムの現状. 日口腔インプラント誌 13 (4) : 106-118, 2000.
  • 9) 川村泰雄 : PMS法によるオクルーザルリハビリテーション. 歯科技工 13 (11) -15 (3) : 1985-1987.
  • 10) 川村泰雄 : ホリスティクデンティストリーの実践. クインテッセンス出版, 東京, 1991.
  • 11) 川邊清治 : 無歯顎臨床における鼻聴導線はなにを語るか. 補綴臨床 20 (1) : 123-125, 1987.
  • 12) 久野富雄, 関谷昭雄 : AS-咬合平面診断器を用いた咬合平面の設定法とその技工. 歯科技工 15 (10) : 1319-1328, 1987.
  • 13) Korber K著 : ケルバーの補綴学 (川端恒雄ほか共訳). 第1巻, pp135-142, クインテッセンス出版, 東京, 1781.
  • 14) 小宮山弥太郎, 山口芳正 : インプラントを支台としたオーバーデンチャーの設計 (特集 : オーバーデンチャーの基本を知る). Quintessence Dental Implantology 5 (6) : 42-51, 1998.
  • 15) 後藤忠正 : 長期経過からみたパーシャルデンチャーアタッチメント・テレスコープのアフターケア. 医歯薬出版, 東京, 1996.
  • 16) 佐藤直志 : 歯周補綴の臨床と手技. クインテッセンス出版, 東京, 1992.
  • 17) 歯科医学大事典 (縮刷版) : 医歯薬出版, 東京, 1997.
  • 18) Zarb GAほか (小山正宏ほか訳) : 部分欠損患者の補綴治療. 医歯薬出版, 東京, 1978.
  • 20) Steflik DE, Parr GR, Sisk AL, Hanes PJ and Lake FT : Electron microscopy of bone responce to titanium cylindhcal screw-type endosseous dental implants. Int J Oeal Maxillofac Implants 7 (4) : 497-507, 1992.
  • 21) Spiekermann H, Donat K, Hassell T, Jovanovie S and Richter J : Colar Atlas of Dental Medicine. Implantology Thieme (New York), pp147, 1995.
  • 22) 末次恒夫 : Dr. Poundの総義歯咬合論. 歯界展望 (別冊/咬合を考える) 316-326, 1973.
  • 23) 関谷昭雄 : 咬合平面の診査・診断装置の開発, AS-咬合平面診断器. 補綴臨床 20 (5) : 595-608, 1987.
  • 24) 関谷昭雄 : 顎口腔系に調和した補綴治療-歯と歯列位置・形態を整えよう-. デンタルダイヤモンド 22 (6) : 125-132, 1997.
  • 25) 関谷昭雄, 伊藤淳ほか : FRIARIT-2 Bone Condenserを用いた上顎洞底挙上の1例. 日口腔インプラント誌 12 (4) : 76-84, 1999.
  • 26) 武田孝之 : インプラントの効果とリスク-1. インプラントのリスクについて-. 補綴臨床 28 : 97-107, 1995.
  • 27) 津留宏道 : 巻頭言-歯科における発想の転換. Dental Diamond 11 (2) : 13, 1986.
  • 28) 津留宏道ほか編集 : コンプリートデンチャークリニック. 医歯薬出版, 東京, 1989.
  • 29) Dawson PE著 (丸山剛郎/監訳, 川村貞行/訳) : オクルージョンの臨床. 第2版, 医歯薬出版, 東京, 1993.
  • 30) Hahn J : Sugical and prosthetic concepts for optimal aesthetics-A case report. J Dental Symposia 3 : 44-47, 1995.
  • 31) Heartwell CM, Jr and Rahn AO : Syllabus of complete dentures. 2nd ed., pp445-455, Lea Febiger, Philadelphia, 1974.
  • 35) 早川巌 : 総義歯の研磨面形態. クインテッセンス出版, 東京, 1991.
  • 36) 林都志夫編 : 全部床義歯補綴学. 第2版, 医歯薬出版, 東京, 1982.
  • 37) 藤田恒太郎 : 歯の解剖学. 日本医書出版, 東京, 1949.
  • 38) Misch CE : Contemporary Implant Dentistry. pp224-226, Mosby (St Louis), 1993.
  • 39) 丸山剛郎 : 臨床生理咬合. 医歯薬出版, 東京, 1975.
  • 40) 棟久信宏ほか : MKGおよびEMGを用いた総義歯咬合平面の機能的決定法に関する研究. 補綴誌 25 (3) : 508-514, 1981.
  • 41) 柳田尚三, 小林義典ほか : 日本歯科評論 428 : 43-56, 1978.
  • 42) Ross IF (池田克己ほか訳) : 歯周疾患の咬合治療. 医歯薬出版, 東京, 1976.
  • 43) Watt & Mac Greger (小林義典, 田中武ほか共訳) : コンプリートデンチャーの設計. 医歯薬出版, 東京, 1979.