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アブストラクト

Title 急性副腎不全 (副腎クリーゼ)
Subtitle 特集 内分泌・代謝性疾患のエマージェンシー 各論 内分泌疾患
Authors 田邉真紀人*, 柳瀬敏彦
Authors (kana)
Organization *福岡大学医学部内分泌・糖尿病内科
Journal 成人病と生活習慣病
Volume 48
Number 10
Page 1114-1119
Year/Month 2018 / 10
Article 報告
Publisher 東京医学社
Abstract 「要旨」・副腎クリーゼは副腎皮質由来のグルココルチコイド(主にコルチゾール)の絶対的または相対的な欠乏が起こり, 適切な治療が施されずに放置されると致死的となる病態である. ・慢性副腎不全症患者に種々のストレス(感染, 外傷など)が加わり, ステロイド需要量が増加した場合と治療目的で長期服用中のステロイド薬が不適切に減量・中止が行われた場合の発症が多い. ・症状は非特異的で, 特に腹痛などの消化器症状が前面に出る場合は急性腹症と診断されることもあり, 積極的に疑うことが重要である. 副腎クリーゼを疑った場合は, 必要な血液検査の検体を採取後躊躇なく治療を開始することが重要である. ・急性期の治療は輸液とヒドロコルチゾンの静脈内投与を基本とする. 長期的には, 副腎クリーゼ再発予防のためシックデイ時の対応を含めた患者教育が重要である.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords
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