アブストラクト

 
Title :
ガイドラインに基づいたアレルギー性鼻炎・花粉症治療 - 第2世代抗ヒスタミン薬を中心に -
Subtitle :
総説 「第119回日本耳鼻咽喉科学会総会ランチョンセミナー」
Authors :
後藤穣
Authors (kana) :
Organization :
日本医科大学耳鼻咽喉科
Journal :
日本耳鼻咽喉科学会会報
Volume :
122
Number :
3
Page :
187-191
Year/Month :
2019 / 3
Article :
報告
Publisher :
日本耳鼻咽喉科学会
Abstract :
アレルギー性鼻炎・花粉症の治療は患者とのコミュニケーションを重視しながら, 抗原除去・回避, 薬物療法, 手術療法, アレルゲン免疫療法の4つの柱がある. 2011年5月にわれわれが実施した1,000人規模のインターネット調査によれば, 花粉症治療を行っている内科, 耳鼻科, 小児科の医師においては治療の中心になる薬剤は第2世代抗ヒスタミン薬であることが分かった. すべての診療科で96%以上の医師が処方しており, まさにゴールデンスタンダードである. 診療ガイドラインでは軽症から最重症までのどの重症度に対しても第2世代抗ヒスタミン薬を推奨している. つまり, I型アレルギー疾患の典型であるアレルギー性鼻炎ではヒスタミンが病態形成に最も重要であるといっても過言ではなく, 抗ヒスタミン薬の使い方がアレルギー性鼻炎・花粉症治療の重要なポイントになってくる. スギ花粉症の薬物療法において, 特徴的なのは初期療法である. 花粉飛散開始のタイミングを考慮して症状が悪化する前から薬物療法を開始する方法で, 重症度の高い患者に特に効果がある. 現代の第2世代抗ヒスタミン薬は即効性が証明されており, 症状が少し出たタイミングで投与開始しても効果が期待できる. 花粉飛散ピーク時に症状が悪化した場合には, 抗ヒスタミン薬の増量や種類変更を考慮するよりもその時の病型や重症度に応じてほかの治療薬を併用することが効果的である. 海外のガイドラインでの推奨順位と異なるが, わが国では第2世代抗ヒスタミン薬をベース薬と捉え鼻噴霧用ステロイド薬を併用するのが最も多い処方例である. 初期治療による重症化対策を行いながら, 併用療法によって重症度に応じた治療を行うことが, 患者満足度の向上を目指した花粉症治療には重要である.
Practice :
臨床医学:一般
Keywords :
ガイドライン, 第2世代抗ヒスタミン薬, 初期療法, invers agonist
  

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