アブストラクト

 
Title :
わが国の妊産婦のメンタルヘルスに関する時代的考察の文献研究
Subtitle :
資料
Authors :
田丸歩美, 立岡弓子
Authors (kana) :
Organization :
京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻, 滋賀医科大学臨床看護学講座 母性看護学・助産学
Journal :
滋賀母性衛生学会誌
Volume :
19
Number :
1
Page :
39-44
Year/Month :
2019 / 9
Article :
報告
Publisher :
滋賀県母性衛生学会
Abstract :
「要約」女性を取り巻く妊娠・子育て環境の変化が要因となり, 産後うつ病による母親の自殺や児童虐待の問題が顕在化している現在, 妊娠早期からの母親への切れ目ない精神的ケアの重要性が理解され, メンタルヘルス支援体制が急速に構築されている. 本研究では, 明治時代から昭和時代にわたり妊娠・出産・育児を経験した多くの妊産褥婦の精神状態に関する概念やケアの歴史を紐解き, 現在のメンタルヘルスケアの実情との相違や伝承的に現代に取り入れるべき知見を明らかにする研究に取り組んだ. 妊産褥婦のメンタルヘルスに関する概念, ケアについて記載のある育児書や産科学書の文献を対象として, 各時代において要因, 診断名, 経過, 予後, ケア, 治療についてカテゴリー分析した. その結果, 明治時代からすでに, 妊娠期には出産後に生じる産褥期精神病の症状や予測されるリスク因子が明記されており, 妊娠期からの妊婦に対するメンタルヘルスケアの重要性が理解されていた. そして母親への育児に関する教えの伝授, 里帰り出産の推奨が実施されていた. 育児・家事・仕事の両立による負担や不安を抱く女性へのメンタルヘルスに必要なケアとして, "教え"の伝承, "里帰り出産"の推奨といった我が国で既に行われてきた伝承的なメンタルヘルスケアについて, 現代の周産期地域医療の支援強化における一部の支援要素として再考し, 取り入れていく必要が推察された.
Practice :
医学総合
Keywords :
産褥期精神病, メンタルヘルス, 時代的考察
  

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