アブストラクト
Title | (13)Acquired cystic disease of the kidney (ACDK)を伴った腎細胞癌の免疫学的検討 |
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Subtitle | 第1回 腎癌研究会 抄録 Session 6 組織内浸潤細胞 |
Authors | 大西哲郎, 町田豊平, 増田富士男, 白川浩 |
Authors (kana) | |
Organization | 慈恵医大 |
Journal | 腎癌研究会会報 |
Volume | |
Number | 1 |
Page | 21-21 |
Year/Month | 1991 / |
Article | 抄録 |
Publisher | 腎癌研究会 |
Abstract | 透析患者に発生する後天性嚢胞腎(以下ACDKと略す)の腫瘍組織を中心とした酵素抗体法間接法による免疫的環境を検討した. 検討症例は2例{基礎疾患は慢性糸球体腎炎, 透析期間は平均11年間, 組織学的にはgranular(症例1), clear(症例2)}である. 対照は一般腎に発生した腎細胞癌14例とした. その結果, PBLリンパ球各subsetでは差はなかったが, MHCの発現(class I及びII), TIL及びRLNL中のTCR表出率及びリンパ球各subsetはいずれも症例1は対象に比較して大きな差はなかったが, 症例2ではいずれの表出率もきわめて低いことから, ACDKに合併した腎細胞癌には免疫的に抑制された環境が存在する症例がある一方, 一般腎に発生した腎細胞癌同様多くの因子がその発生に関与する2型が少なくとも存在することが示唆された. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |
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