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アブストラクト

Title (15)免疫原性を規定する腎癌細胞上分子の検討
Subtitle 第1回 腎癌研究会 抄録 Session 6 組織内浸潤細胞
Authors 冨田善彦, 西山勉, 佐藤昭太郎
Authors (kana)
Organization 新潟大学
Journal 腎癌研究会会報
Volume
Number 1
Page 22-22
Year/Month 1991 /
Article 抄録
Publisher 腎癌研究会
Abstract 腎細胞癌(RCC)は免疫原性の高い腫瘍と考えられているが, その基礎的裏付けは必ずしも十分ではない. 我々は免疫担当細胞が腫瘍細胞を認識排除する過程で重要な役割を果たしている主要組織適合抗原(MHC)抗原とICAM-1の発現を免疫組織学的に, また腎癌細胞株を用いて, 発現に対する各種サイトカインの影響を検討した. この結果in situではMHC抗原, ICAM-1共にRCC上に高率に発現されていた. また発現の程度は腫瘍内浸潤単核数と相関しており, 顆粒細胞亜型での発現が低下していた. 腎癌細胞株ではIFN-γ, TNF-α, IL-1β等によりその発現が増強された. 以上の結果はRCCが免疫担当細胞にとって認識, 排除され易い性質を持つこと, またこの性質は臨床的に投与された, あるいは腫瘍内浸潤単核球により産生されたサイトカインにより増強され得る事が示唆された.
Practice 臨床医学:一般
Keywords
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