アブストラクト
| Title | (5)エタノールによる腎動脈塞栓術の基礎的検討 |
|---|---|
| Subtitle | 第2回腎癌研究会抄録及び座長コメント Session 2 |
| Authors | 木暮輝明1), 原田忠1), 土田正義1), 斉藤謙2) |
| Authors (kana) | |
| Organization | 1)秋田大学泌尿器科, 2)秋田大学第一病理 |
| Journal | 腎癌研究会会報 |
| Volume | |
| Number | 2 |
| Page | 14-14 |
| Year/Month | 1992 / |
| Article | 抄録 |
| Publisher | 腎癌研究会 |
| Abstract | 成犬の片側腎動脈より無水エタノール(1ml/kg), MMC(6mg), 5-FU(250mg)をそれぞれ注入後15分間阻血し, これらの処理が腎組織に与える影響について病理組織学的に比較検討した. 24時間および7日後の摘出腎標本では, エタノール注入群において腎動脈の血栓形成, 内膜脱落, 中膜壊死, 糸球体変性, 尿細管壊死が著明であり, 強力な塞栓効果を示した. また, MMC注入群では軽度の糸球体変性, 尿細管壊死が認められた. 一方, 5-FU注入群ではこれらの所見はほとんど認められず, 正常腎組織への影響は少ないと思われた. また, 無水エタノール注入(0.5ml/kg, 1.0ml/kg, 2ml/kg)後, 血中エタノール, アセトアルデヒド濃度を経時的に測定したが, いずれもごく僅かで安全域であった. |
| Practice | 臨床医学：一般 |
| Keywords |
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