アブストラクト
Title | (9)Glucosyltransferase Inhibitor投与による腎細胞癌の変化 |
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Subtitle | 第2回腎癌研究会抄録及び座長コメント Session 3 |
Authors | 榊原尚行 |
Authors (kana) | |
Organization | 滝川市立病院泌尿器科 |
Journal | 腎癌研究会会報 |
Volume | |
Number | 2 |
Page | 17-17 |
Year/Month | 1992 / |
Article | 抄録 |
Publisher | 腎癌研究会 |
Abstract | 腎細胞癌はインターフェロン以外に有効な補助療法がなくhigh stageの予後は極めて不良である. 我々は既に腎細胞癌における糖脂質代謝の癌性変化について報告してきた. 今回, 糖脂質合成酵素阻害剤(Glucosyltransferase Inhibitor)であるD-threo-1-pheny-2-decanoylamino-3-morpholino-1-propanol(PDMP)を腎細胞癌株(UM-RC2, 4)に投与してその糖脂質代謝に与える影響について検討を加えた. 二つの腎細胞株において, PDMP投与によりRI-uptake(3Hおよび35S)は著明に低下し, 薄層クロマトグラフィのautoradiographyよりPDMPはglucosyltransferaseの働きを抑制していることが証明された. 以上よりPDMPは腎細胞癌細胞の糖脂質代謝を低下させることが判明した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |
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