アブストラクト
| Title | (8)腎静脈あるいは下大静脈腫瘍塞栓を有する腎細胞癌の臨床的検討 |
|---|---|
| Subtitle | 第7回腎癌研究会抄録および座長コメント Session 3 |
| Authors | 宮尾則臣, 塚本泰司, 舛森直哉, 柳瀬雅裕, 熊本悦明 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 札幌医科大学 |
| Journal | 腎癌研究会会報 |
| Volume | |
| Number | 7 |
| Page | 16-16 |
| Year/Month | 1994 / |
| Article | 抄録 |
| Publisher | 腎癌研究会 |
| Abstract | 札幌医科大学で経験した273例の腎細胞癌のうち, 腎静脈以上に腫瘍塞栓が認められた55例の治療ならびに予後を検討した. pV1a以下の症例では28%に, pV1b以上の症例では54.5%に初診時遠隔転移が認められた(p<0.01). pV1b以上の症例の予後はpV1a以下の症例と比較し明らかに不良であった. pV1b以上の症例では20%の症例で局所浸潤が高度なため, 根治的腎摘出術の適応外であった. pV1b以上の症例の約半数は初診時M0でかつ根治的腎摘出術を施行し得ることができたが, 半数例で今回の観察期間中に癌死し, 5年癌死率は73.9%にものぼった. これらのことから腎静脈以上の静脈浸潤を伴う腎細胞癌では治癒切除を施行してもその予後は楽観できないものと考えられた. |
| Practice | 臨床医学:一般 |
| Keywords |
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