アブストラクト
Title | (12)腎細胞癌に対する腫瘍血栓切除術の経験 |
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Subtitle | 第7回腎癌研究会抄録および座長コメント Session 4 |
Authors | 杉本浩造, 中川修一, 三神一哉, 野本剛史, 浦野俊一, 中村晃和, 渡辺泱 |
Authors (kana) | |
Organization | 京都府立医科大学 |
Journal | 腎癌研究会会報 |
Volume | |
Number | 7 |
Page | 21-21 |
Year/Month | 1994 / |
Article | 抄録 |
Publisher | 腎癌研究会 |
Abstract | 1977年から1993年までの17年間に当教室で経験した腎細胞癌130例のうち腫瘍血栓を有する6例(4.6%)に腫瘍血栓切除術を施行した. 性別は男性4例, 女性2例で, 年齢は47歳から79歳(平均64.3歳)であった. 術前より遠隔転移を認めた症例は3例であった. 手術時の到達経路は経腹的5例, 経胸腹的1例で, 下大静脈の部分切除術を4例に, 血栓除去術を2例に施行した. 進展度は全例pT3bで, 静脈浸潤も全例pV2aであった. 観察期間は8ヶ月から76ヶ月で, 5例が生存, 1例が死亡した. 一方, 同時期に腫瘍血栓を有するが転移などの理由により手術を行わなかった症例は3例で, 2年以内に全例死亡した. 近年, 術前後にカラードプラ超音波検査を行い, 静脈浸潤を的確に評価することができているので報告する. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |
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