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アブストラクト

Title (15)下大静脈腫瘍塞栓を伴う腎細胞癌の検討
Subtitle 第7回腎癌研究会抄録および座長コメント Session 4
Authors 大家基嗣, 丸茂健, 上野宗久, 門間哲雄, 中村薫, 村井勝, 田崎寛
Authors (kana)
Organization 慶應義塾大学
Journal 腎癌研究会会報
Volume
Number 7
Page 23-23
Year/Month 1994 /
Article 抄録
Publisher 腎癌研究会
Abstract 1980年1月より1993年12月までの14年間で経験した腎細胞癌患者270例のうち下大静脈腫瘍塞栓を伴った症例は19例(7.0%)であった. 下大静脈腫瘍塞栓の上限は肝下部下大静脈14例, 肝部下大静脈2例, 右心房内3例であった. 転移を認めなかった症例は12例, リンパ節転移を認めた症例は3例, 他臓器転移を認めた症例は4例であった. 転移を認めなかった症例は全例で腫瘍塞栓の完全切除が可能であり, 5年生存率は50%であった. 他臓器転移を認めた症例の1年生存率は25%であった. 1例は肺転移巣にIL-2が奏効し, 5年間生存した. 下大静脈腫瘍塞栓を伴う腎細胞癌の手術に伴うリスクは高いものと考えられるが, 周術期管理の向上, 集学的治療により予後の改善が望めるものと考えられた.
Practice 臨床医学:一般
Keywords
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