アブストラクト
Title | (17)下大静脈に腫瘍塞栓を有する腎細胞癌の検討 |
---|---|
Subtitle | 第7回腎癌研究会抄録および座長コメント Session 5 |
Authors | 津島知靖, 高松正武, 那須保友, 明比直樹, 牧佳男, 井上高明, 大森弘之 |
Authors (kana) | |
Organization | 岡山大学 |
Journal | 腎癌研究会会報 |
Volume | |
Number | 7 |
Page | 28-28 |
Year/Month | 1994 / |
Article | 抄録 |
Publisher | 腎癌研究会 |
Abstract | 岡山大学泌尿器科において1989年4月より1993年12月までに経験した下大静脈腫瘍塞栓を伴った腎細胞癌手術例8例について報告した. 対象症例は, 男性7例, 女性1例であり, 年齢は49歳〜73歳(中央値61歳)であった. 臨床病期は, stage III:7例, IV:1例であり, 腫瘍塞栓の位置は, V2a:5例, V2b:1例, V2c:2例であった. 今回検討した8例中7例に下大静脈人工血管置換術が施行された. 術後の補助療法としては, IFN-α単独投与が3例に施行され, IFN-α, UFTの併用投与が2例に, UFTの投与が1例に施行された. 予後に関しては, 術後3ヶ月〜57ヶ月の経過観察期間(中央値28ヶ月)で癌なし生存2例, 癌あり生存3例, 癌死1例, 他因死1例であった. 右心房内腫瘍塞栓を有する興味ある経過をとった症例についても報告した. |
Practice | 臨床医学:一般 |
Keywords |
- 当論文は現在表示されているもののみです。ダウンロードできるものはありません。