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アブストラクト

Title (3)腎癌におけるnm23の発現
Subtitle 第9回腎癌研究会抄録および座長コメント 一般演題
Authors 橋本恭伸, 近藤恒徳, 伊藤文夫, 中沢速和, 東間紘
Authors (kana)
Organization 東京女子医科大学
Journal 腎癌研究会会報
Volume
Number 9
Page 7-7
Year/Month 1995 /
Article 抄録
Publisher 腎癌研究会
Abstract nm23遺伝子は転移抑制遺伝子として, 乳癌, 肝癌などで証明されている. 我々は腎細胞癌における発現を検討した. 12例の腎癌検体に対し, Dot-Blot法にてnm23H1, H2の発現を, βアクチンに対する相対比で検討した. 正常組織では0.924±0.220, 1.008±0.294であるのに対し, 腫瘍組織では0.331±0.162, 0.625±0.322と有意な発現の低下が認められた. H1, H2ともに腫瘍深達度, 核異型度における発現量の差を認めなかった. nm23遺伝子の腫瘍内発現は正常組織に比べ有意に低下しており, H1の低下がH2に比べ著しかった. しかし深達度, 核異型度との相関より判断するかぎり, 癌転移との相関は低く, 予後判定因子として用いるにはさらなる検討が必要であると思われる.
Practice 臨床医学:一般
Keywords
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