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書籍詳細

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書籍名 災害現場でのトリアージと応急処置 第3版
出版社 日本看護協会出版会
発行日 2023-08-15
著者
  • 山崎達枝(編集)
ISBN 9784818026636
ページ数 185
版刷巻号 電子版
分野
閲覧制限 未契約

災害多発国の日本では、すべての医療職は災害時のトリアージ(傷病者の選別)に関する知識・技術の修得が欠かせません。本書では、災害時に迅速かつ的確に判断し、救助するために、トリアージの基礎知識および災害現場で遭遇する具体的な症例とその対応について解説しました。付録動画では、トリアージ判定模擬テストのほか、現場で役に立つ応急処置をわかりやすく学べます。第3版では災害医療における感染症対応を追加しました。医療職だけでなく、地域での災害対応訓練や勉強会などにもご活用いただけます。

目次

  • 表紙
  • 執筆者一覧
  • はじめに
  • Contents
    viii
  • 第1章 災害現場でのトリアージ
    • プレホスピタルにおける医療活動とは
    • 災害現場におけるトリアージ
    • 一次トリアージ - START式トリアージ ( 生理学的評価 )
    • 二次トリアージ ( 解剖学的評価 )
    • トリアージタッグの記載方法と留意点
    • Voice~現場からの声 トリアージ現場を実際に体験して思ったこと
    • Voice~現場からの声 災害現場における法医学
    • Pick up 災害の分類と特徴
    • Pick up 医師以外の職種が行うトリアージの法律上の問題
  • 第2章 災害現場でのトリアージ判定模擬訓練 救護所での一次・二次トリアージにチャレンジしてみよう !
    P.49
    • Voice~現場からの声 JR福知山線脱線事故でのトリアージ体験
    • Voice~現場からの声 遺族ケアを含めた災害医療のあり方について
    • Voice~現場からの声 東日本大震災での経験
    • Voice~現場からの声 東日本大震災時のトリアージ - 岩手県立大船渡病院の経験から
    • Voice~現場からの声 熊本地震における熊本赤十字病院での活動経験とその後の取り組み
    • Voice~現場からの声 護衛艦「いずも」でのDMATとの災害訓練を実施して
  • 第3章 災害現場での応急処置
    P.139
    • [ 固定法 ] 下肢固定 / 頸椎固定 / フレイル固定 / 穿通性異物固定
    • [ 被覆法 ] 脱出臓器の被覆 / 3辺テーピング
    • [ 止血法 ] 直接圧迫止血法 / 間接圧迫止血法
    • Pick up 災害現場で留意すべき感染症と対応
    • Voice~現場からの声 介護施設でCovid - 19クラスターを経験して得たもの
    • Voice~現場からの声 Covid - 19流行下での看護を経験して
  • 索引
    P.168
  • 付録動画のご案内
    P.171
  • 奥付
  • トリアージ判断用カード
  • 本電子版に関するご案内

参考文献

第1章 災害現場でのトリアージ

P.11 掲載の参考文献

  • 1) 吉田竜介責任編集:外傷一般, 救急現場の救急医療, 荘道社, 1995.
  • 1) 大友康裕編:多数傷病者対応, プレホスピタル MOOK4, p.8, 永井書店, 2007.
  • 2) 大友康裕編:多数傷病者対応, プレホスピタル MOOK4, p.105, 永井書店, 2007.
  • 2) 山本保博, 鵜飼 卓監:トリアージ-その意義と実際, p.48-58, 荘道社, 1999.
  • 3) NDLS グローバルトレーニングセンター日本事務局 https://www.ndls.jp
  • 4) JPTEC 協議会マニュアル作成ワーキンググループ編著:JPTEC プロバイダーマニュアル, p.7, プラネット, 2003.
  • 5) 寺師 榮:プレホスピタルにおける看護師の役割は何か. 中村惠子監:プレホスピタルケア・災害看護, 救急看護 QUESTION BOX 9, p.3, 中山書店, 2006.

P.17 掲載の参考文献

  • 1) 山本保博, 鵜飼 卓監:トリアージ-その意義と実際, 荘道社, 1999.

P.29 掲載の参考文献

  • 1) JPTEC 協議会テキスト編集委員会編:外傷病院前救護ガイドライン JPTEC(TM), p.17-23, プラネット, 2005.
  • 2) JPTEC 協議会テキスト編集委員会編:外傷病院前救護ガイドライン JPTEC(TM), p.20, プラネット, 2005.
  • 3) JPTEC 協議会テキスト編集委員会編:外傷病院前救護ガイドライン JPTEC(TM), p.23, プラネット, 2005.

P.36 掲載の参考文献

  • 1) 高橋 功監:消防職員のためのトリアージ 2 訂版, 東京法令出版, 2010.
  • 2) 山崎達枝:災害時に必要な災害看護医術-トリアージ. 黒田裕子, 酒井明子監:災害看護-人間の生命と生活を守る, 新版, p.191-200, メディカ出版, 2008.

P.46 掲載の参考文献

  • 1) 中須 正:社会格差と自然災害による人的災害-インド洋大津波によるタイにおける被害を中心に, 防災科学技術研究所研究報告, 第69号, 2006年8月.

P.48 掲載の参考文献

  • 1) 永井幸寿:トリアージの法律上の問題. 兵庫県震災復興研究センター, 『世界と日本の災害復興ガイド』編集委員会, 塩崎賢明ほか編:世界と日本の災害復興ガイド, p.119, クリエイツかもがわ, 2009.
  • 2) 山勢博彰ほか:救急看護学, 系統看護学講座, 別巻4, 第4版, p.37, 医学書院, 2006.
  • 3) 山崎達枝:看護・救急業務でのトリアージ-看護婦(士)がトリアージを行うことの是非と看護業務の拡大を考える. 平成13年度 厚生科学研究費補助金(厚生科学特別研究事業)総括研究報告書 災害時の適切な triage 実施に関する研究, 主任研究者 有賀 徹, p.89-95, 2002.

第2章 災害現場でのトリアージ判定模擬訓練 救護所での一次・二次トリアージにチャレンジしてみよう !

P.130 掲載の参考文献

  • 1) 山野目辰味:東日本大震災岩手県沿岸南部での災害保健医療活動記録. https://20110311strokeinkesen.jimdofree.com/
  • 2) 小針かなえ:検証 3・11 災害医療-誰が大規模災害から命を守るのか, 竹書房, 2015.

第3章 災害現場での応急処置

P.159 掲載の参考文献

  • 1) Singer, Mervyn et al.:The Third International Consensus Definitions for Sepsis and Septic Shock (Sepsis-3), JAMA, 315 (8):801-810, 2016.
  • 2) 日本集中治療学会・日本救急医学会合同作成:日本版敗血症診療ガイドライン 2020, 日本集中治療医学会雑誌, 28(Supplement), 2021.
  • 3) 北村 聖 総編集:臨床病態学 2, 第2版, ヌーヴェルヒロカワ, 2013.
  • 4) 勝見 敦:震災時に起こりやすい健康問題と予防法(3)破傷風, 看護 roo. https://www.kango-roo.com/learning/3119/