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書籍詳細

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書籍名 おいしさの見える化 ―風味を伝えるマーケティング力
出版社 幸書房
発行日 2019-10-25
著者
  • 角直樹(著)
ISBN 9784782104422
ページ数 177
版刷巻号 初版第1刷
分野
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おいしさは、「美味しい!」と言うだけではその価値を伝えることはできません。おいしさを見える化してみんなで共有化する、その価値を分かち合う、そしてお客様に伝えてマーケティングを成功させる。おいしさのプロに必要な「おいしさを伝えるためのコトバ」を集めた一冊です。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 第1章 おいしさの見える化とは何か
    • 1.1 「おいしさの見える化」とは
    • 1.2 おいしさの見える化の難しさ
    • 1.3 おいしさを見える化することの意義
      • 1.3.1 価値をお客様に伝える
      • 1.3.2 ビジネス上の共通語とする
    • 1.4 おいしさとは何か
      • 1.4.1 おいしさの定義
      • 1.4.2 用語の定義
  • 第2章 おいしさが発生する仕組み
    P.12
    • 2.1 おいしさの発生メカニズム
    • 2.2 風味発現と検知の仕組み
      • 2.2.1 味
      • 2.2.2 香り
      • 2.2.3 食感
    • 2.3 脳で感じるおいしさの発現
      • 2.3.1 脳でのおいしさ発現
      • 2.3.2 大脳皮質上の各器官の位置
      • 2.3.3 おいしさを感じた後に脳内で起きていること
    • 2.4 おいしさと記憶
      • 2.4.1 記憶の理論
      • 2.4.2 プロによるおいしさの記憶~ソムリエを例に
      • 2.4.3 一般のお客様のおいしさの記憶
  • 第3章 おいしさを構成する要素
    P.30
    • 3.1 味の種類
      • 3.1.1 甘味
      • 3.1.2 塩味
      • 3.1.3 旨味
      • 3.1.4 酸味
      • 3.1.5 苦味
      • 3.1.6 渋味
      • 3.1.7 辛味
      • 3.1.8 7味以外の味
        • (ア) 冷涼感
        • (イ) えぐ味
        • (ウ) 油の味
      • 3.1.9 味の生理的な意味
    • 3.2 香りの物質
      • 3.2.1 物質としての香り
      • 3.2.2 言葉による香りの体系的分類
    • 3.3 食感とは
      • 3.3.1 歯ごたえ
      • 3.3.2 口当たり
    • 3.4 3要素の統合
      • 3.4.1 味・香り・食感の統合
        • (ア) 相乗効果
        • (イ) 対比効果
        • (ウ) こく味
        • (エ) フレッシュ感
      • 3.4.2 時間軸による風味変化のパターン化
    • 3.5 3要素以外の物性
      • 3.5.1 温度
      • 3.5.2 色, 外観, 音, 匂い
    • 3.6 情報
      • 3.6.1 直接情報
      • 3.6.2 間接情報
      • 3.6.3 環境情報
    • 3.7 記憶
  • 第4章 おいしさを表現する言葉
    P.59
    • 4.1 おいしさ表現の共通原則
    • 4.2 おいしさ表現の単語
      • 4.2.1 おいしさ風味語
        • (ア) 「味」の表現
        • (イ) 「香り」の表現
        • (ウ) 「食感」の表現
        • (エ) 味と香り, 食感の統合
        • (オ) その他の感覚
      • 4.2.2 おいしさ修飾語
        • (ア) 風味自体の良さ
        • (イ) 強弱の良さ
        • (ウ) 種類の良さ
        • (エ) バランスの良さ
        • (オ) 相互関係の良さ
        • (カ) 時間軸の変化の良さ
        • (キ) 記憶と関連した良さ
      • 4.2.3 おいしさ称賛語
      • 4.2.4 おいしさ情報語
      • 4.2.5 おいしさ単語の使い方の留意点
    • 4.3 おいしさ表現の文章
      • 4.3.1 ストレートな表現を使う
      • 4.3.2 文章構成の基本
        • (ア) おいしさ表現の全体構造
        • (イ) 時間軸で表現する
        • (ウ) 料理の素材構成で説明する
      • 4.3.3 文書中でのおいしさの単語の使い方
        • (ア) おいしさ風味語は「味」「香り」「食感」のバランスをとる
        • (イ) 相手に対応してインパクトワードを使いこなす
        • (ウ) おいしさ称賛語は最後のまとめで使う
        • (エ) おいしさ情報表現はおいしさ直接表現をサポートするために使う
    • 4.4 おいしさ文章作成を目的にした場合の食べ方
      • 4.4.1 おいしさ文章化のプロセス
      • 4.4.2 食べながら文章化する際のポイント
  • 第5章 おいしさを伝えるマーケティング
    P.98
    • 5.1 嘘をつかない
    • 5.2 マーケティング理論のおさらい
      • 5.2.1 マーケティング理論の全体像
      • 5.2.2 マーケティング共通原則
        • (ア) 販売活動のすべての場面で「お客様視点」を持つ
        • (イ) 商品やサービスの「価値」を創造し「差別化」を図る
        • (ウ) 事業「目標」を明確にし, 目標を達成するための「戦略」を立てる
      • 5.2.3 マーケティング戦略
        • (ア) ターゲット戦略の検討 ( Who )
          • 1) トライアルとリピート
          • 2) マスターゲットとニッチターゲット
          • 3) 購入態度による分類
          • 4) AIDMAモデル
        • (イ) 商品戦略の検討 ( What )
        • (ウ) 価格戦略の検討 ( How much )
        • (エ) プロモーション戦略の検討 ( How )
    • 5.3 マーケティング共通原則のおいしさの見える化への適用
      • 5.3.1 「お客様視点」とおいしさ
      • 5.3.2 「価値創造・差別化」とおいしさ価値の位置づけ
        • (ア) 食品価値の分析
        • (イ) 各種食品価値とトライアル / リピート購入の関係
      • 5.3.3 「マーケティング目標」としてのおいしさ価値
    • 5.4 ターゲット戦略 ( Who ) に対応したおいしさの見える化
      • 5.4.1 トライアル / リピート購入における「直接表現」と「情報表現」の位置づけ
      • 5.4.2 マスターゲット / ニッチターゲットに対する言葉の使い分け
      • 5.4.3 イノベーターモデル
    • 5.5 商品戦略 ( What ) とおいしさの見える化
      • 5.5.1 商品名 ( ネーミング )
      • 5.5.2 おいしさのポジショニングマップ
    • 5.6 価格戦略 ( How much ) に対応したおいしさ表現
    • 5.7 プロモーション戦略 ( How ) で見える化するおいしさ
      • 5.7.1 売り場でのおいしさ表現
        • (ア) 無人販売
          • 1) プライスカード
          • 2) ポスター
        • (イ) 有人販売
          • 1) 声かけ
          • 2) 商品説明
          • 3) 試食販売
        • (ウ) EC ( 通信販売 )
      • 5.7.2 メディアを使ったおいしさ表現
        • (ア) CM, チラシ
        • (イ) パブリシティ
        • (ウ) SNS
    • 5.8 味のわかるお客様を育てるマーケティング
      • 5.8.1 作り手によるおいしさの言語化
        • (ア) 言語化の準備
        • (イ) 言語化の実施
      • 5.8.2 お客様への伝達活動
        • (ア) テイスティングイベント
        • (イ) 農業体験・工場見学
  • 第6章 おいしさを感じる力をつけるトレーニング
    P.145
    • 6.1 味を分離して感じる力をつける
    • 6.2 味・香りを時間軸で感じる
    • 6.3 いろいろな香りを感じる
    • 6.4 自分の商品の特徴を探す~比較テイスティングの勧め
  • おわりに
    P.153
  • 参考書籍
    P.155
  • 付録 おいしさの単語辞典
    P.157
  • 著者紹介
    P.162
  • 奥付

参考文献

第5章 おいしさを伝えるマーケティング

P.155 掲載の参考文献

  • 田崎真也, 言葉にして伝える技術-ソムリエの表現力, 祥伝社 (2010)
  • 君島佐和子, 外食 2.0, 朝日出版社 (2012)
  • 玉村豊男, 料理の四面体, 中央公論新社 (2010)
  • 森枝卓士, 味覚の探求-おいしいって何だろう, 中央公論新社 (1999)
  • 伊藤まさこ, おいしいってなんだろ?, 幻冬舎 (2017)
  • ブリア・サバラン, 関根秀雄・戸部松実訳, 美味礼讃上・下, 岩波書店 (1967)
  • 小泉武夫, くさいはうまい, 文春文庫 (2006)
  • 伏木亨, 味覚と嗜好のサイエンス, 丸善 (2008)
  • 日本味と匂学会, 味の何でも小辞典, 講談社 (2004)
  • ボブ・ホルムズ, 堤理華訳, 風味は不思議 多感覚と「おいしい」の科学, 原書房 (2018)
  • 斉藤幸子・小早川達, 味嗅覚の科学, 朝倉書店 (2018)
  • 日下部裕子・和田有史, 味わいの認知科学, 勁草書房 (2011)
  • ゴードン M シェファード 小松淳子訳, 美味しさの脳科学, 合同出版 (2014)
  • 伏木亨, 人間は脳で食べている, 筑摩書房 (2005)
  • 加藤俊徳監修, 一番よくわかる! 脳のしくみ, メイツ出版 (2014)
  • 福永篤志監修, 図解雑学 よくわかる脳のしくみ, ナツメ社 (2006)
  • 柿木隆介, 記憶力の脳科学, 大和書房 (2015)
  • 山本隆, 味覚生理学 味覚と食行動のサイエンス, 建帛社 (2017)
  • 東原和成・佐々木佳津子・伏木亨・鹿取みゆき, においと味わいの不思議, 虹有社 (2013)
  • 伏木亨, コクと旨味の秘密, 新潮社 (2005)
  • 長谷川香料株式会社, 香料の科学, 講談社 (2013)
  • 日本咀嚼学会監修, サイコレオロジーと咀嚼, 建帛社 (1995)
  • 都甲潔, プリンに醤油でウニになる, ソフトバンククリエイティブ (2007)
  • B・M・FT ことばラボ, ふわとろ 「おいしい」言葉の使い方, B・M・FT 出版部 (2016)
  • 川端晶子・渕上匠子編, おいしさの表現辞典 新装版, 東京堂出版 (2016)
  • 山佳若菜, おいしさを伝えることば塾, 同文舘出版 (2007)
  • 岡本麻理恵, ワイン・テイスティングを楽しく, 白水社 (2000)
  • 小泉武夫, 小泉武夫の料理道楽食い道楽, 日本経済新聞出版社 (2008)
  • 池田浩明, パンラボ, 白夜書房 (2012)
  • 池田浩明・山本ゆりこ, おかしなパン, 誠文堂新光社 (2017)
  • 青山志穂, 日本と世界の塩の図鑑, あさ出版 (2016)
  • 土屋守, 改訂版 モルトウィスキー大全, 小学館 (2002)
  • 友田晶子, 日本酒の教本, 秀和システム (2018)
  • 岡田光司, 小さな会社マスコミデビューの法則, 竹林館 (2006)
  • 坂本悟史・川村トモエ, 売れるネットショップ開業・運営 新100の法則, インプレスジャパン (2010)
  • ジャック・ピュイゼ, 三国清三監修, 鳥取絹子訳, 子どもの味覚を育てる, 紀伊国屋書店 (2004)
  • 石井克枝, ジャック・ピュイゼ, 坂井信之, 田尻泉, 子どものための味覚教育, 講談社, (2016)
  • プラート味覚教育センター, 中野美季, 味覚の学校, 木楽舎, (2012)
  • B・M・FT ことばラボ, ふわとろ 「おいしい」言葉の使い方, B・M・FT 出版部 (2016)
  • 川端晶子・渕上匠子編, おいしさの表現辞典 新装版, 東京堂出版 (2016)
  • 岡本麻理恵, ワイン・テイスティングを楽しく, 白水社 (2000)
  • 土屋守, 改訂版 モルトウィスキー大全, 小学館 (2002)