書籍名 |
介護のこころが虐待に向かうとき ―その真実を知る― |
出版社 |
ワールドプランニング
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発行日 |
2016-04-30 |
著者 |
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ISBN |
9784863511125 |
ページ数 |
196 |
版刷巻号 |
第1版 |
分野 |
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閲覧制限 |
未契約 |
介護者が善意をもってケアを行っていても、つい起こってしまう行為、とくに虐待と責められても仕方がない行為をどのようにして減らすか。実際の現場で起こった事例をとりあげながら、アドバイスする。
目次
- 表紙
- はじめに
- もくじ
- 第1章 介護の「困りごと」を生む背景
- Q1. 高齢者にはどのような背景があるのだろうか
- Q2. 介護は破綻して当然なのだろうか
- Q3. 発言が無視される背景があるのだろうか
- Q4. 金銭面がトラブルをよぶのだろうか
- Q5.「自殺 ( 自死 ) 」を口にしやすい背景があるのだろうか
- 第2章 その人のどのような点に困るのか
- 1. 「からだ」の面での困りごと
- Q6. 動きが鈍い
- Q7. 手足がふるえる
- Q8. 足が弱ってチョコチョコ歩きになる
- Q9. 失禁が増える
- 2. 「おこない」の面での困りごと
- Q10. 食べ物をよくこぼす
- Q11. 夕刻になると興奮気味になる
- Q12. 夜寝ないために介護者が不眠になる
- Q13. 自宅に引きこもる
- Q14. 服を着替えない, 風呂に入らない
- 3. 「こころ」の面での困りごと
- Q15. 不安でいっぱいになる
- Q16. 高齢になって「うつ」と向き合う
- Q17. 体のぐあいが悪いと言い続ける
- Q18. 「お金を盗られた」と言う
- 第3章 介護者が困惑する周囲との関係
- Q19. 医者との関係で困る
- Q20. 入院でトラブルが起こる
- Q21. 施設で問題が起こる
- Q22. 介護の仕事が社会に理解されず, 冷たい言葉を浴びる
- 第4章 「キレそうな」介護者を見つけたら
- Q23. 地域全体で見守る
- Q24. 専門職なのにどうしたらよいのか分からない
- Q25. 介護によるこころの傷に耐え続ける
- 参考文献
- あとがき
- 著者略歴
- 奥付
参考文献
第3章 介護者が困惑する周囲との関係
P.191 掲載の参考文献
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1) ヴィクトール・E・フランクル(山田邦男, 松田美佳訳):それでも人生にイエスという. 春秋社, 東京(1993).
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2) 後藤雅博編:家族教室のすすめ方;心理教育的アプローチによる家族支援の実際. 金剛出版, 東京(1998).
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3) 和気純子:高齢者を介護する家族;エンパワーメント・アプローチの展開に向けて. 川島書店, 東京(1998).
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4) イアン・R.H. ファルーン, グレーン ファデン, マーク ラポータ, ほか(白石弘巳, 関口隆一監訳):家族のストレス・マネージメント;行動療法的家族療法の実際. 金剛出版, 東京(2000).
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5) 渡辺俊之:介護者と家族の心のケア;介護家族カウンセリングの理論と実践. 金剛出版, 東京(2005).
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6) 松本一生:家族と学ぶ認知症. 金剛出版, 東京(2006).
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7) 松本一生:認知症介護サポートマニュアル. 河出書房新社, 東京(2007).