アブストラクト
| Title | 29 急性陰嚢症 |
|---|---|
| Subtitle | 専攻医がおさえておきたい泌尿器疾患 TOP30 2025 II 疾患 |
| Authors | 佐藤裕之 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 東京都立小児総合医療センター泌尿器科・臓器移植科 |
| Journal | 泌尿器外科 |
| Volume | 38 |
| Number | 特別 |
| Page | 470-478 |
| Year/Month | 2025 / 4 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 医学図書出版 |
| Abstract | 「ここがポイント」●急性陰嚢症とは, 急性腹症に対応する用語である. 陰嚢内容の急性有痛性病変の総称であり, 症候の総称であるがゆえにしっかりとした鑑別を行わないと予後が不良で訴訟にも発展しやすい疾患である. ●10歳代が最も多いが, 新生児期からみられ症状の訴えが明確でない小児でも, 高齢者でも認められる. それゆえに問診が不可能な場合もあり鑑別に難渋する例も存在する. ●急性陰嚢症を診察する際にまずは十分な問診が重要である. その発症が突然なのか(明確にいつから)と確認できるかどうかが重要である. ●超音波検査で確認が必要な点は, (1)どの部位(精巣・精巣上体・精索・陰嚢内付属器など)が, (2)どのような形態に変化しているか, (3)陰嚢内は貯留しているのか, 腫脹しているのか, を確認することが重要で, カラードップラー超音波検査による精巣血流確認は補助診断である(超音波による形態変化をまずしっかりと診断してから血流確認を!)! ●精巣捻転では精索が捻転するため精巣および精巣上体がともに血流が低下する(精巣上体の血流が正常な精巣捻転はかなり稀な精巣間膜捻転のみ!). ●精巣の血流の有無で精巣捻転を診断してはいけない(血流のある精巣捻転はある)! 精索のWhilpool signなどの捻転している状態および捻転部での血流変化を確認することが重要! ●陰嚢内のみならず陰嚢皮下組織も重要な観察ポイントである(IgA血管炎などでは皮下組織の肥厚が見られる). |
| Practice | 臨床医学:外科系 |
| Keywords |
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