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アブストラクト

Title 急性腎障害
Subtitle 特集 ICUとCCUでよくみられる病態・疾患 - 標準的な診断・治療・管理2020 -
Authors 土井研人*1
Authors (kana)
Organization *1東京大学救急科学
Journal ICUとCCU
Volume 44
Number 4
Page 187-192
Year/Month 2020 / 4
Article 報告
Publisher 医学図書出版
Abstract 「要約」急性腎障害(acute kidney injury: AKI)は文字通り急激な腎機能低下を呈する病態であり, 臨床的に多彩な症候群である. 急性腎不全という用語は2000年になってAKIと呼び変えられたが, 患者背景の変化により疾患概念が大きく変化する必要があったことを反映している. 国際的に統一されたAKI診断基準が提唱され, AKIが敗血症・心臓手術術後などの主に集中治療領域において強い予後悪化因子であることも明らかとなった. このように診断については大きな進歩があったものの, AKIの病態生理は未解明なところが多く, AKI治療については課題が多い状況である. 動物実験で有効とされる薬剤もヒト臨床ではその効果を発揮できないものがほとんどであり, 急性血液浄化療法が依然としてAKI治療に対する最後の手段として用いられているが, 至適な治療条件についてはいまだ臨床研究において検証が続けられている.
Practice 臨床医学:一般
Keywords
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参考文献

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