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アブストラクト

Title ADHDの薬物療法
Subtitle 特集 ADHDの最近の知見 - 発症メカニズムと治療法
Authors 原田剛志
Authors (kana)
Organization パークサイドこころの発達クリニック理事長
Journal 医学のあゆみ
Volume 280
Number 2
Page 156-160
Year/Month 2022 / 1
Article 報告
Publisher 医歯薬出版
Abstract 現在, わが国で抗注意欠如・多動性障害(ADHD)薬として使用されているのは, メチルフェニデートOROS錠(OROS-MPH)とアトモキセチン塩酸塩(ATX), グアンファシン塩酸塩徐放錠(GXR), リスデキサンフェタミンメシル酸塩カプセル(lisdexamfetamine mesilate)の4剤である. ADHDの診断と治療では, 2003年に『注意欠如・多動症 - ADHD - の診断・治療ガイドライン』が発行され, 2016年に発行された『注意欠如・多動症 - ADHD - の診断・治療ガイドライン 第4版』まで版を重ねている. 小児期ADHDは, このガイドラインに沿って診断・治療を行う. ガイドライン第4版では, 2017年に販売されたGXR, 2019年に販売されたリスデキサンフェタミンメシル酸塩は抗ADHD薬としてはまだ記載されていない. また, 小児が中心の診断・治療ガイドラインのため, 成人についての記載は少ない. 本稿では, まずこのガイドラインに沿って小児ADHDの薬物療法導入の検討のタイミング, 薬剤選択を記し, 後半ではGXRを含む薬物療法の工夫, 成人ADHDや自閉症スペクトラム障害(ASD)との併存の薬物療法について述べる.
Practice 医学総合
Keywords 注意欠如・多動性障害(ADHD), 薬物療法, 自閉症スペクトラム障害(ASD)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。

参考文献