アブストラクト
Title | 下肢痙縮に対する理学療法 |
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Subtitle | 特集 痙縮治療最前線 第2章 「併用療法」 |
Authors | 大畑光司1) |
Authors (kana) | |
Organization | 1)北陸大学健康未来社会実装センター |
Journal | JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION |
Volume | 33 |
Number | 13 |
Page | 1282-1286 |
Year/Month | 2024 / 11 |
Article | 報告 |
Publisher | 医歯薬出版 |
Abstract | 「内容のポイント Q&A」 「(Q1) 痙縮によるADLや生活への影響にはどのようなものがあるか?」痙縮を単に「伸張反射の亢進現象」としてとらえると, ADLや生活への影響はほとんどない. しかし「筋の不随意活動」としてとらえると, 片麻痺姿勢や反射過敏等も含めて日常生活に影響することになる. 痙縮は日常生活における歩行や姿勢等の基本動作に影響し, 痛みや拘縮, 筋力低下を引き起こす可能性があり, リハビリテーションの効果を制限する. 「(Q2) 痙縮に対する治療手段にはどのようなものがあるか?」痙縮に対する理学療法には, 痙縮軽減に対する補助的治療としての電気刺激 (TENS, NMES) , 痙縮による不動や廃用に対するレジスタンストレーニングや自転車エルゴメータ等が挙げられる. 一般的に行われるストレッチやポジショニングは, 何もしない状態よりもよいが, 十分な改善が得られるとは限らない. 痙縮に対する理学療法の重要な点は筋の不動化や廃用を防ぐことにあり, よりアクティブなトレーニングが求められる. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords | 理学療法, 痙縮, 筋の過剰活動, 不動, 廃用 |
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