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アブストラクト

Title 4. 転倒・転落の主な原因と対策 : (3) 神経筋疾患
Subtitle 連載 おさえておきたい転倒・転落予防の基本知識と現場での応用
Authors 内藤寛
Authors (kana)
Organization 日本赤十字社 伊勢赤十字病院 脳神経内科
Journal JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION
Volume 34
Number 1
Page 74-77
Year/Month 2025 / 1
Article 報告
Publisher 医歯薬出版
Abstract 「はじめに」転倒や歩行障害は高齢者の自立を脅かす要因である. 患者は一度でも転倒を経験すると恐怖のあまり活動を控えるようになる. 転倒を契機に運動機能が低下して介護度が増すことはしばしば経験される. 転倒の原因となる身体的条件や環境要因の多くは介入可能で, 高齢者をケアする医療・介護職は, 転倒リスクを評価して, 修正できるリスク要因に対処する必要がある. 「リスク要因」高齢者の転倒には, 姿勢の安定性を保つ運動調節機構の破綻, 加齢に伴う身体バランス・歩行安定性の低下, 血圧を維持する心血管機能の低下等, 複数の要因が絡んでいる. これらに加えて発熱や脱水等の急性疾患, 投薬内容, 入院環境, 室内の障害物や床面の安全性が関係する. 完全に動けない人よりも動ける人のほうが転倒リスクは高くなる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 転倒, 歩行障害, 高齢者, 認知症, 神経筋疾患
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。