アブストラクト
Title | 7. 転倒・転落の主な原因と対策 : (6) 環境 |
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Subtitle | 連載 おさえておきたい 転倒・転落予防の基本知識と現場での応用 |
Authors | 牧迫飛雄馬 |
Authors (kana) | |
Organization | 鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻 |
Journal | JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION |
Volume | 34 |
Number | 4 |
Page | 421-426 |
Year/Month | 2025 / 4 |
Article | 報告 |
Publisher | 医歯薬出版 |
Abstract | 「はじめに」 家庭内, 外出時の屋外や公共施設内, 職場等, 日常生活のあらゆる場面で転倒は発生し得る. 身体機能や認知機能の衰えは転倒の危険を増大させる要因であるが, 転倒・転落の発生には環境面の影響も大きい. 加齢に伴う身体機能や認知機能の低下は, できるだけ抑制することが望ましいと考えられるが, 加齢の影響に完全に抗うことは難しい. しかし, 転倒に対する環境面の影響は, 適切な対策を施すことで, 転倒が回避できる場合も少なくない. まずは, 環境に応じた転倒・転落が発生する危険をしっかりと把握することが重要であり, 環境面の危険因子を最小限に抑えることで不要な転倒・転落を回避することにつながる. 「転倒・転落と環境要因」 転倒・転落の発生には, さまざまな要因が関与している. 大別すると身体機能や認知機能等の加齢変化や身体的疾患, 薬物の影響等の身体的な問題に起因する内的要因と, 段差や床材といった住居や履物等に起因する外的要因があり, これらが複合的に関連して転倒が発生する場合が多い. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords | 外的要因, 外出, 屋内, 屋外 |
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