| Title |
運転シミュレーターを活用した運転再開支援 |
| Subtitle |
特集 高齢者・脳障害者の自動車運転再開・停止の判断と支援 |
| Authors |
堀諒子1), 加藤徳明2), 飯田真也3), 佐伯覚1), 蜂須賀研二4) |
| Authors (kana) |
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| Organization |
1)産業医科大学リハビリテーション医学講座, 2)社会医療法人陽明会小波瀬病院リハビリテーション科, 3)産業医科大学リハビリテーション部, 4)福岡県障がい者リハビリテーションセンター |
| Journal |
JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION
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| Volume |
34
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| Number |
5
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| Page |
470-477 |
| Year/Month |
2025 / 5 |
| Article |
報告 |
| Publisher |
医歯薬出版 |
| Abstract |
「内容のポイントQ&A」「(Q1) 産業医科大学病院での運転再開支援の流れは?」「高次脳機能障害者の自動車運転再開の指針」に沿って, 運転再開支援を行う. 道路交通法に定められる一定の病気の除外, 公安委員会の適性試験の基準を満たすことを確認した後, 神経心理学的検査, 簡易自動車運転シミュレーター(Simple Driving Simulator; SiDS)やHonda セーフティナビ(以下, Honda DS)を用いた医学的評価, 指定教習所による実車教習を行い, その結果をあわせて包括的に運転再開の判断を行う. 「(Q2) 運転シミュレーター(DS)の利点と欠点は?」運転シミュレーター(driving simulator; DS)は評価だけでなく, 運転技能を向上させる訓練用ツールとしても使用される. 患者の費用や時間的負担が少なく, 短時間で高次脳機能を加味した運転能力が確認でき, 天候や危険場面等, 運転状況を選択でき, 簡単かつ安全に反復して実施可能である. 加えて自らの運転能力の把握にも役立つ. |
| Practice |
臨床医学:外科系 |
| Keywords |
脳損傷, 包括的運転評価, 運転シミュレーター, 実車評価 |