| Abstract |
「内容のポイントQ&A」 「Q1 小児肥満の統計は?」 小児肥満は肥満度で判定し, 小中学生では肥満度が+20%以上を肥満とする. 肥満度+20%以上の肥満傾向児の出現頻度の年次推移は, 1970〜2000年までは, 2〜3倍に増加し, 2000年以降COVID-19パンデミック前年までは横ばいからやや減少, COVID-19パンデミック以降は急激に上昇し, 2022年度の小学生の肥満傾向児の頻度は, 男児が14.5%, 女児が11.4%に至っている. 「Q2 小児肥満の原因は?」 肥満には, 原発性肥満と二次性肥満があり原発性肥満が大部分を占める. 原発性肥満の原因は多岐にわたり, 胎内環境, 分娩様式, 新生児・乳児期の栄養法, 離乳開始時期, 食事内容や食習慣, 身体活動や運動習慣, 短い睡眠時間, 貧困, いじめや不登校等が複雑に関与している. 「Q3 小児肥満の成長発達への影響は?」 小児肥満は, 成長発達に悪影響を及ぼしやすい. 成長に関しては, 思春期初来を早めるばかりでなく身長停止年齢も早めるため, 幼児期や学童期には比較的高身長だった者も成人期の身長は平均的かやや低い例が多い. |