Title	(2) フローサイトメトリー検査の原理と意義を学ぼう!
Subtitle	血液検査室のためのフローサイトメトリー入門
Authors	池本敏行
Authors (kana)
Organization	滋賀医科大学医学部附属病院 検査部
Journal	Medical Technology
Volume	50
Number	2
Page	149-155
Year/Month	2022 / 2
Article	報告
Publisher	医歯薬出版
Abstract	フローサイトメトリー(FCM)検査は造血器腫瘍の診断に必須であるので, 検査結果を目にすることは少なくないと思われる. しかしながら, FCMの原理や解析方法を知らなければ検査結果を数値のみで判断することになり, 深く理解することはできない. 本稿では, FCMの検査結果を理解するために最低限知っておきたい基礎知識について記載する. 「はじめに」フローサイトメトリー(flow cytometry; FCM)とは検査法を表す言葉であり, "フロー(水流)" を利用して細胞を一つ一つ解析する方法である. 使用する装置をフローサイトメーター(flow cytometer)とよび, ともに "FCM" という略称が用いられる. 広義には血球計数機もフローサイトメーターに含まれるが, 本稿では蛍光標識抗体や核染色剤などで蛍光染色した細胞を解析する装置を対象として記載する. フローサイトメトリー検査(FCM検査)では細胞をバラバラの状態で解析するところが, 同じく免疫染色検査法である免疫組織染色と大きく異なる.
Practice	医療技術
Keywords

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参考文献