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アブストラクト

Title 02 得意になれる! 機能的残気量 (FRC) 肺拡散能力検査 (DLco)
Subtitle 呼吸機能検査の苦手意識をなくそう! 2. スムーズな検査の実践へ
Authors 山本雅史
Authors (kana)
Organization 北海道大学病院 検査・輸血部
Journal Medical Technology
Volume 50
Number 5
Page 516-525
Year/Month 2022 / 5
Article 報告
Publisher 医歯薬出版
Abstract 「POINT」●FRC, DLco測定の基本を押さえる. ●DLcoとD'Lcoの関係, TLCとVA(BTPS)の関係を理解する. ●疾患による特徴を理解し, それぞれの検査の相互性から, 検査の妥当性を検証できるようにする. 「はじめに」機能的残気量(functional residual capacity;FRC)測定と肺拡散能力(diffusing capacity for lung in carbon monoxide;DLco)測定は, 呼吸器疾患の診断や経過観察に頻用され, 重要な検査である. それぞれが独立した検査ではあるが, FRC測定で求められる残気量(residual volume;RV)はDLcoの計算にも利用されるため関連があり, 検査の妥当性を評価するうえでも双方の関係性を知っておくとよい. 本稿では初学者向けにそれぞれの検査の基礎と, FRCとDLcoをオーバーラップして考えるべき箇所を中心に述べる. 「FRC」FRCは安静呼気位(FRCレベル, 基準位ともよばれる)において, 肺内に残存する気量である.
Practice 医療技術
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,133円(税込) です。

参考文献

  • 1) 日本呼吸器学会肺生理専門委員会 呼吸機能検査ハンドブック作成委員会 編:呼吸機能検査ハンドブック. メディカルレビュー社, 2021.
  • 2) 日本臨床衛上検査技師会 監修:肺拡散能力. 呼吸機能検査技術教本. pp.58-80, じほう, 2016.
  • 3) 福地義之助 監訳:一酸化炭素の拡散能力. 肺機能検査呼吸生理から臨床応用まで. pp.90-96, メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2001.