~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title 2. 臨床医が一般検査に求めること 3) 小児科での尿検査
Subtitle 特集 臨床医は一般検査に何を求めているのか
Authors 大友義之
Authors (kana)
Organization 順天堂大学医学部附属練馬病院 小児科
Journal Medical Technology
Volume 52
Number 3
Page 234-238
Year/Month 2024 / 3
Article 報告
Publisher 医歯薬出版
Abstract 小児科の臨床の現場では発熱疾患症例が多く, そのほとんどが感染症によるものである. 呼吸器感染が大多数を占め, 次いで消化管感染, 尿路感染という順である. 尿路感染, とりわけ上部尿路感染症(急性腎盂腎炎)においては, 敗血症の進展抑制や慢性腎障害の発症予防として早期の診断と治療が重要である. また, 尿検査は侵襲が少ない検査であることから, 乳幼児〜小児の患者において他の各種疾患のスクリーニング検査としても, 重要である. 「はじめに」小児科が対象とする患者は, 原則として新生児〜15歳(中学校3年生)である. 各種疾患の診断やスクリーニングにおいて, 血液・尿検査は成人同様に重要だが, なるべく侵襲性が低い検査を行いたいという観点から, 尿検査がやや重要視される傾向にある. しかしながら2歳前の随時排尿が確立していない児では, 採尿方法にも留意する必要がある.
Practice 医療技術
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,133円(税込) です。

参考文献

  • 1) 日本小児腎臓病学会 編:小児腎臓病学 改訂第2版. 診断と治療社, 2017.
  • 2) 日本小児腎臓病学会 編:小児の検尿マニュアル 改訂第2版. 診断と治療社, 2022.
  • 3) 五十嵐隆:小児腎臓疾患の臨床 改訂第7版. 診断と治療社, 2019.
  • 4) 金子一成, 他 編:尿検査のみかた, 考えかた(富野康日己 監修). 中外医学社, 2018.
  • 5) 加藤元博, 他 編:小児臨床検査ガイド第3版. 文光堂, 2023.