アブストラクト
Title | 10年ぶりの改訂となった『血尿診断ガイドライン2023』 |
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Subtitle | 話題 NEWS & TOPICS |
Authors | 油野友二, 佐藤妃映 |
Authors (kana) | |
Organization | 北陸大学 医療保健学部 |
Journal | Medical Technology |
Volume | 52 |
Number | 4 |
Page | 318-320 |
Year/Month | 2024 / 4 |
Article | 報告 |
Publisher | 医歯薬出版 |
Abstract | 「はじめに」検尿での異常所見が契機となって, 重篤な腎疾患や泌尿器疾患が発見されることは少なくない. 特に血尿は尿潜血反応によりスクリーニングされるが, その後の検査により見出される病態は悪性腫瘍, 内科的腎疾患, 結石症, 尿路感染症などと多岐にわたっている. わが国では母子保健法, 学校保健安全法, 労働安全衛生法, 高齢者の医療の確保に関する法律(以前の老人保健法)などにより, 生涯にわたり検尿を受ける機会があり, 潜血が認められた患者における血尿のタイプ判定と原因疾患の診断のためのガイドラインの必要性が指摘されている. 10年ぶりに改訂された『血尿診断ガイドライン2023』(以下, 本ガイドライン)は, 日本腎臓学会, 日本泌尿器科学会, 日本小児腎臓病学会, 日本医学放射線学会, 日本臨床検査医学会の関連5学会に日本臨床衛生検査技師会を加えた計6つの学会の代表で構成した委員会によってまとめられた. |
Practice | 医療技術 |
Keywords |
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参考文献
- 1) JCCLS尿沈渣専門委員会:JCCLS GP1-P3「尿沈渣検査法」.日本臨床検査標準協議会会誌, 15(2):61-67, 2000.
- 2) Barocas, D. A., et al.: Microhematuria: AUA/SUFU guideline. J. Urol., 204(4):778-786, 2020.
- 3) 日本腎臓学会,他 編:血尿診断ガイドライン2023. p.29, ライフサイエンス出版, 2023.
- 4) 油野友二,他:標本の精度管理から考える尿沈渣検査の課題-標本作製における相対的遠心力の影響-.北陸大学紀要(Web), 51:135-141, 2021.