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アブストラクト

Title 脂質異常症合併2型糖尿病患者に対するHMG-CoA還元酵素阻害薬の効果と問題点
Subtitle 原著
Authors 中村宏志
Authors (kana)
Organization 中村医院内科
Journal 診断と治療
Volume 107
Number 6
Page 741-743
Year/Month 2019 / 6
Article 原著
Publisher 診断と治療社
Abstract 「要約」 脂質異常症を合併している2型糖尿病患者に対するHMG-CoA還元酵素阻害薬の効果と問題点について検討した. 脂質異常症合併の2型糖尿病患者10名を対象に, プラバスタチン10mgを3か月間アトルバスタチン10mgに変更し, 1か月ごとに総コレステロール(TC), HDLコレステロール(HDL-C), 中性脂肪(TG), LDLコレステロール(LDL-C), 血糖, HbA1cを測定した. プラバスタチンからアトルバスタチンに変更後, TC, TG, LDL-Cは有意(p<0.05)に減少し, HDL-Cは有意(p<0.05)に増加したが, HbA1cも有意(p<0.05)に増加していた. 以上より, アトルバスタチンはプラバスタチンよりも, TC, LDL-C, TGの低下作用とHDL-C上昇作用が強力であるが, 血糖コントロールが悪化するおそれがあり, 使用する際には十分に注意することが必要と思われる.
Practice 医学総合
Keywords 脂質異常症, 2型糖尿病, HMG-CoA還元酵素阻害薬, アトルバスタチン, プラバスタチン
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。

参考文献