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アブストラクト

Title 終末期の栄養体液管理
Subtitle 特集 高齢終末期に向かう医療 終末期医療に必要な周辺医療
Authors 大屋清文
Authors (kana)
Organization 飯塚病院連携医療・緩和ケア科, Johns Hopkins大学公衆衛生大学院修士課程
Journal 診断と治療
Volume 107
Number 10
Page 1259-1263
Year/Month 2019 / 10
Article 報告
Publisher 診断と治療社
Abstract 「Headline」1 栄養療法を考えるうえで悪液質(cachexia)の概念を理解しておく, 特に進行癌による不可逆的悪液質(refractory cachexia)に至った場合, 栄養療法は無益性が高い. 2 認知症の終末期では経管栄養は差し控えたほうがよい. 食べる喜びという価値提供をゴールにcomfort feedingを実践する. 3 死亡直前期の輸液療法は積極的に行う必要はない. 末梢ルートがとれなければ皮下輸液を. 口渇が強ければオーラルケアを行う. 終末期に差し掛かった患者を目の前にして, どのような栄養療法を提供したらよいだろうかと悩んだ経験が, 本誌を手にとった読者のなかにもきっとあると思う. いつも必ず正解がある世界ではないが, 終末期の栄養を考えるうえでいくつか抑えておくべき概念やエビデンスがあるのも事実である. 本稿では3つの具体的なシチュエーションを取り上げながら, 終末期の栄養について考察していく.
Practice 医学総合
Keywords 悪液質, 経管栄養, comfort feeding, 輸液療法
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。

参考文献

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