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アブストラクト

Title 授乳中の精神神経用薬の使用について考える
Subtitle シリーズ プロフェッショナルEYE 専門薬剤師からみた勘所
Authors 宇野千晶1*), 中島研2**)
Authors (kana)
Organization 1)国立成育医療研究センター 薬剤部 妊娠と薬情報センター, 2)横浜南共済病院 薬剤科, *妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師, **妊婦・授乳婦専門薬剤師
Journal 薬局
Volume 72
Number 11
Page 3278-3282
Year/Month 2021 / 10
Article 報告
Publisher 南山堂
Abstract 「妊婦授乳婦 今月のテーマ」 妊娠可能年齢で精神疾患を合併している女性は少なからず見受けられ, 妊娠と薬情報センターの相談例では半数を占めている. 相談薬は多岐にわたり, 抗うつ薬, 統合失調症などに使用される抗精神病薬, 双極性障害などに使用される気分安定薬, 抗不安薬・睡眠薬など多様な薬理作用をもつ薬物がある. 授乳中の薬剤の安全性評価に関して, これまでさまざまな情報源で独自のリスク分類がされてきた. 本稿では新たに報告された精神神経用薬の授乳中の使用に関する文献を紹介し, 授乳中の薬物治療について考えたい. 「1 授乳中の薬物治療に関する情報源」 授乳中に限らず薬物治療にあたっては, 服薬によるリスクとベネフィットを考慮する必要がある. 授乳中においては, 特に母乳を介した乳児のリスクも考慮する必要がある. 乳児のリスクを評価するにあたっては, 母乳中濃度から推定される乳児の曝露量や乳児の血漿中濃度, 乳児への悪影響の有無などの情報が必要になる.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。

参考文献

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  • 6) 厚生労働省:平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要,2016.Available at:
  • 7) 日本周産期メンタルヘルス学会:周産期メンタルヘルス コンセンサスガイド2017,2017.