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アブストラクト

Title 12 うつ病, 双極性障害
Subtitle お薬立ちBOOK2022 解剖生理・病態生理から薬学管理へ II 病態生理を踏まえた薬物治療・薬学管理へ 精神神経系 (精神科疾患)
Authors 國武裕, 門司晃, 祖川倫太郎
Authors (kana)
Organization 佐賀大学医学部精神医学講座 講師, 佐賀大学医学部精神医学講座 教授, 佐賀大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長
Journal 薬局
Volume 73
Number 4
Page 788-802
Year/Month 2022 / 3
Article 報告
Publisher 南山堂
Abstract 「疾患概念・疫学」うつ病と双極性障害は, 健康なときに起こる気分の浮き沈みに比べると, (1) 程度が強く, (2) 持続期間が長く, (3) 機能の障害をもたらすことに特徴がある. すなわち, 自分ではコントロールできないほどの激しい躁状態や, 苦しくて生きているのがつらいほどのうつ状態が, 気分の切り替えができないまま一定期間以上持続し, その人がもっている機能を損なうものが, うつ病と双極性障害である. うつ病と双極性障害にはともに優勢な症状として気分の障害がある, として「気分障害」という名称でひとまとめにされることが多かったが, 2013年に米国精神医学会から発表されたDSM-5 (精神疾患の診断・統計マニュアル第5版) では, 症候論・家族歴・遺伝学的な観点からうつ病と双極性障害は別個に章立てされることになった.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に2,343円(税込) です。

参考文献

  • 1) 日本精神神経学会(日本語版用語監修), 高橋三郎, 大野 裕 監訳 : DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 医学書院, 2014.
  • 2) 野村総一郎ほか 監 : 標準精神医学, 第6版, 医学書院, 2015.
  • 3) Cam A, et al : Molecular actions and clinical pharmacogenetics of lithium therapy, Pharmacol Biochem and Behav, 123 : 3-16, 2014.
  • 4) 日本うつ病学会気分障害の治療ガイドライン作成委員会 : 日本うつ病学会治療ガイドライン II. うつ病(DSM-5)/大うつ病性障害2016, 2016年7月改訂.
  • 5) 日本うつ病学会気分障害の治療ガイドライン作成委員会 : 日本うつ病学会治療ガイドライン I. 双極性障害2020, 2020年6月改訂.
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