アブストラクト
| Title | 抗うつ薬 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 おくすり比べてみました 知っておきたい! 同種・同効薬の使いどころ |
| Authors | 橋本保彦 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 神戸学院大学薬学部 臨床薬学教育研究部門 准教授 |
| Journal | 薬局 |
| Volume | 74 |
| Number | 1 |
| Page | 80-90 |
| Year/Month | 2023 / 1 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 南山堂 |
| Abstract | 「使い方: 用法用量, 利便性など」 「■うつ病の診断と重症度」 日常生活のなかで, 誰しも気分の落ち込みや悲観的な考え方になってしまうことはある. これらを臨床現場の言葉で言えば「抑うつ状態」となる. この「抑うつ状態」と「うつ病」はイコールではない. 「抑うつ状態」が持続し, 程度が強く, 時には極端な考えに偏り, 当人の生活の質が著しく低下し, 生活に支障を来したときに, 病的であるといわれる. うつ病の診断には, 『精神障害の診断・統計マニュアル第5版』が用いられる. 診断基準としては「抑うつ気分」「不眠または過眠」などの9項目がある. このうち, 5項目を超えない場合で, 症状の強さとして苦痛は感じるが, 対人関係上・職業上機能障害はわずかな状態である場合に「軽症」, 5項目をはるかに超え, 症状として極めて苦痛で社会生活を営むための機能が顕著に損なわれている場合に「重症」, 「軽症」と「重症」の中間に相当するものが「中等症」と分類される. |
| Practice | 薬学 |
| Keywords |
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参考文献
- 1) 笠原 嘉 : 季刊精神療法, 4 : 118-124, 1978.
- 2) 精神科薬物療法研究会ほか編 : 気分障害の薬物治療アルゴリズム, じほう, 2003.
- 3) 笠原 嘉 : 精神神経学雑誌, 100 : 1074-1080, 1998.
- 4) Kupfer DJ : J Clin Psychiatry, 52(Suppl) : 28-34, 1991.
- 5) Rush AJ, et al : Am J Psychiatry, 163 : 1905-1917, 2006.
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- 6) Cipriani A, et al : Lancet, 391 : 1357-1366, 2018.
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