アブストラクト
Title | (2) 作用時間から不眠の4つのタイプを整理する |
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Subtitle | 特集 睡眠薬のトリセツ 今すぐ使える不眠治療の処方箋 睡眠薬の特徴から不眠のイロハを整理する |
Authors | 内山道子 |
Authors (kana) | |
Organization | 弘前愛成会病院 薬剤部長 |
Journal | 薬局 |
Volume | 74 |
Number | 2 |
Page | 199-202 |
Year/Month | 2023 / 2 |
Article | 報告 |
Publisher | 南山堂 |
Abstract | 「不眠症薬物治療の背景」 GABA A受容体に作用するベンゾジアゼピン受容体作動薬は, 不眠に対する効果は証明されているものの, 転倒や健忘などの有害事象, 不適切な使用, 常用量依存といった問題が指摘されており, 2017年3月には医薬品医療機器総合機構(PMDA)から「ベンゾジアゼピン受容体作動薬の依存性について」という医薬品適正使用に関する文書が発出されている. また, 診療報酬上でも多剤併用や長期使用が減算対象となっており, 適正使用が求められている. 2010年以降, メラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬が発売され, ベンゾジアゼピン受容体作動薬とは作用機序の異なる薬剤の使用が可能となった. 2013年に発表された『睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン -出口を見据えた不眠医療マニュアル-』では, 不眠症の診断と治療のアルゴリズムが提示されている. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,133円(税込) です。
参考文献
- 1) 医薬品医療機器総合機構 : ベンゾジアゼピン受容体作動薬の依存性について. PMDAからの医薬品適正使用のお願い, 2017年3月. Available at : https://www.pmda.go.jp/files/000217046.pdf
- 2) 厚生労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班」ほか編 : 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン-出口を見据えた不眠医療マニュアル-. 2013. Available at : https://jssr.jp/files/guideline/suiminyaku-guideline.pdf
- 3) 内山 真編 : 睡眠障害の対応と治療ガイドライン, 第3版, じほう, 2019.
- 4) Sateia MJ, et al : J Clin Sleep Med, 13 : 307-349, 2017.
- 5) 谷向 仁 : 日本医事新報, 4938 : 61-62, 2018.
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- 6) 大熊誠太郎 : ねむりとマネージメント, 5 : 54-60, 2018.
- 7) 日本老年医学会ほか編 : 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015, メジカルビュー社, 2015.