アブストラクト
Title | (9) 痛みやこわばりを軽減する方法は? |
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Subtitle | 特集 ここが変わった! 関節リウマチの治療 診療GL・治療薬をアップデート! リウマチ患者さんの「困った!」「大丈夫?」に対処する |
Authors | 住友秀次 |
Authors (kana) | |
Organization | 神戸市立医療センター中央市民病院 膠原病・リウマチ内科 医長 |
Journal | 薬局 |
Volume | 74 |
Number | 3 |
Page | 430-433 |
Year/Month | 2023 / 3 |
Article | 報告 |
Publisher | 南山堂 |
Abstract | 「関節リウマチと「痛み」「こわばり」」 関節リウマチ(RA)診療の治療目標は, 抗リウマチ薬によって疾患活動性をコントロールし, 関節変形を予防することである. 一方, 疼痛は患者にとって極めて不快な症状であり, 生活の質を低下させ, 社会的コストを増大させるため, 適切な疼痛管理は重要である. RAの発症初期にみられる急性痛は侵害受容性疼痛であり, 多くは短期間の鎮痛薬投与と保存的治療で対応する. 一方, 病状が慢性化するに従い, 一部の症例では疼痛が持続して慢性疼痛(3ヵ月以上持続する)に移行し, 「侵害受容性疼痛」に加えて, 「神経障害性疼痛」「心理社会的疼痛」が混在した状態に進展することがある. 次にそれぞれの疼痛の特徴と対応を示す. 「■侵害受容性疼痛」 「侵害受容性疼痛」は, 末梢の侵害受容器が, 外的な刺激を受け取ることで生じる疼痛である. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
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参考文献
- 1) 慢性疼痛治療ガイドライン作成ワーキンググループ編:慢性疼痛治療ガイドライン,真興交易(株)医書出版部, 2018.
- 2) 慢性疼痛診療ガイドライン作成ワーキンググループ編:慢性疼痛診療ガイドライン,真興交易(株)医書出版部, 2021.
- 3) 日本ペインクリニック学会神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン改訂版作成ワーキンググループ編:神経障害性薬物療法ガイドライン,改訂第2版,真興交易(株)医書出版部, 2016.
- 4) 日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会編:がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年版,金原出版, 2020.
- 5) Geenen R, et al: Ann Rheum Dis, 77:797-807, 2018.