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アブストラクト

Title 36 セロトニン症候群 抗うつ薬投与時に注意すべき副作用
Subtitle 薬語図鑑 基礎薬学用語を現場で使える知識に訳してみました 第2部 臨床現場で見聞きする用語編 精神
Authors 中村友喜
Authors (kana)
Organization 三重県立こころの医療センター診療技術部薬剤室 室長
Journal 薬局
Volume 74
Number 4
Page 684-685
Year/Month 2023 / 3
Article 報告
Publisher 南山堂
Abstract 「◎セロトニン症候群とは」 セロトニン症候群とは, 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬のようなセロトニンを増加させる薬剤を追加・増量した後に, シナプス後膜のセロトニン受容体への刺激が増大して, 精神症状, 神経・筋症状, 自律神経症状などのさまざまな症状がみられることをいいます. 「◎セロトニン症候群の特徴」 セロトニン症候群は, 服薬後の数時間以内に症状が現れることが多くありますが, 一般に予後はよく, 原因薬剤の中止と補液や体温冷却などの保存的な治療によって, 70%の症例は発症24時間以内に改善するといわれています. 軽度の症例では, 頻脈, 発汗, 散瞳, 間歇的な振戦・ミオクローヌス, 精神症状の変化などがみられ, 発熱はないもしくは軽度であり, 入院を必要としないことがほとんどです.
Practice 薬学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に913円(税込) です。