アブストラクト
Title | (3) 蕁麻疹 |
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Subtitle | 特集 プラス漢方でかゆいところに手が届く! 皮膚疾患・皮膚トラブル 診療ガイドラインに学ぶ! 皮膚疾患治療のプラス漢方 |
Authors | 橋本喜夫 |
Authors (kana) | |
Organization | 旭川厚生病院 皮膚科 |
Journal | 薬局 |
Volume | 75 |
Number | 14 |
Page | 2329-2332 |
Year/Month | 2024 / 12 |
Article | 報告 |
Publisher | 南山堂 |
Abstract | 「[Key Points] ●経験的に慢性特発性蕁麻疹に対してのみ漢方薬が有用である. ●蕁麻疹に対する筆者の標治療法の第一選択は茵ちん五苓散である. ●感染症で悪化するものは葛根湯, 特徴のない蕁麻疹には十味敗毒湯である. ●筆者の考案した特発性慢性蕁麻疹の方剤選択フローチャートを紹介した.」蕁麻疹は, 膨疹あるいは紅斑を伴う一過性かつ限局性の浮腫が病的に出没する皮膚疾患であり, 多くはかゆみを伴う. 多くの蕁麻疹は自発的に皮疹が出没する「特発性蕁麻疹」と, 誘因がある程度はっきりしていて, 特定刺激または負荷により皮疹の誘発が可能な「刺激誘発型の蕁麻疹」に大別できる. 2018年改訂の日本皮膚科学会『蕁麻疹診療ガイドライン2018』では, このほかに真皮下層から皮下組織にかけて浮腫がみられる「血管性浮腫」や, 蕁麻疹様血管炎や色素性蕁麻疹などの「蕁麻疹関連疾患」についても言及されている. |
Practice | 薬学 |
Keywords |
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