Title	第12回 パニック障害を漢方で支える
Subtitle	連載 五臓の働きを知り 補う治療で元気にする! Dr.Shinのよくわかる即戦力漢方
Authors	橋本進一
Authors (kana)
Organization	医療法人若樹会 橋本医院
Journal	治療
Volume	107
Number	6
Page	804-811
Year/Month	2025 / 5
Article	報告
Publisher	南山堂
Abstract	パニック障害は不安神経症に含まれ, 突発的に生じる動悸, 胸痛, 呼吸困難, めまい, 吐気などの身体症状であるパニック発作を生じます. 「死ぬかもしれない」という不安恐怖を伴う発作を繰り返し, 脳に負の記憶として焼きつくため, 同様の環境や状況での発作再発の予期不安が生まれ, 発作が起きやすい場所や状況を避ける回避行動をとるようになります. とくに電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない恐怖」を感じます. 広場恐怖のために外出不可能となり, 社会生活に支障をきたします. 初めは頻回にパニック発作を繰り返しますが, しだいにその強さと頻度は低下します. 発作が繰り返されることで, 予期不安と広場恐怖が強くなり, 慢性化するとうつ病を併発することも多いです. パニック障害の3分の2はうつ病を併発しているともいわれています.
Practice	臨床医学：一般
Keywords

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