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アブストラクト

Title 急性散在性脳脊髄炎 (ADEM)
Subtitle 学術 専門家による 私の治療
Authors 松本勇貴, 藤原一男
Authors (kana)
Organization 東北大学病院神経内科, 福島県立医科大学多発性硬化症治療学講座教授 / 総合南東北病院多発性硬化症・視神経脊髄炎センターセンター長
Journal 日本医事新報
Volume
Number 4964
Page 42-42
Year/Month 2019 / 6
Article 報告
Publisher 日本医事新報社
Abstract 「疾患メモ」急性散在性脳脊髄炎(acute disseminated encephalomyelitis: ADEM)とは, 脳症を含む多巣性の病変をきたす免疫介在性の脱髄性中枢神経疾患である. 5〜8歳の小児に好発し, 従来は単相性と考えられてきたが, 再発も決して稀ではない. ワクチン接種や感染症に引き続いて生じることが多いとされる. 近年, 抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白質(myelin-oligodendrocyte glycoprotein: MOG)に対する自己抗体との関連が指摘されており, 陽性例は陰性例に比して高率に再発するとされている. 「診断のポイント」急性発症の脳症であり, MRIにて脱髄を示唆する多巣性の中枢神経疾患病変をみた場合に疑う. 頭痛や発熱, 嘔気・嘔吐が先行することもある. 画像検査はガドリニウム造影MRI検査を頭部と脊髄でそれぞれ実施する.
Practice 医学総合
Keywords
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参考文献