アブストラクト
Title | (7) 認知症と薬 認知症患者へのかかわりについて |
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Subtitle | SERIES 地域で活動する薬剤師が解説! おくすりガイド |
Authors | 前地香奈子 |
Authors (kana) | まえじかなこ |
Organization | 一般社団法人福岡市薬剤師会 在宅・介護委員会 委員 |
Journal | コミュニティケア |
Volume | 25 |
Number | 11 |
Page | 41-43 |
Year/Month | 2023 / 10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本看護協会出版会 |
Abstract | 前回は, 便秘薬のうち外用薬について紹介しました. 今回は認知症の薬と認知症患者へのかかわりをテーマにお伝えします. 「認知症と薬物療法について」 認知症とは, 脳の神経変性疾患や脳血管障害によって, 記憶や思考などの認知機能の低下が起こり, 6カ月以上にわたって日常生活に支障を来している状態です. 認知症の薬物療法は, (1)記憶障害や見当識障害, 遂行障害といった認知機能障害(中核症状)に対する治療と, (2)幻覚, 妄想(物取られ妄想が典型的), 抑うつ, 意欲低下などの精神症状と, 徘徊, 興奮などの行動異常といった行動・心理症状(周辺症状)に対する治療に分けられます. 「(1)中核症状に対する薬物治療」 わが国における中核症状への薬物治療は, 軽度および中等度のアルツハイマー病に対してはドネペジル塩酸塩, ガランタミン臭化水素酸塩, リバスチグミン, 重度のアルツハイマー病には高用量のドネペジル塩酸塩やメマンチン塩酸塩が使用されます. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。
参考文献
- 1) 長寿科学振興財団:健康長寿ネット,認知症.(https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/ninchishou/index.html)[2023.7.23確認]