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アブストラクト

Title 3. 神経線維腫症
Subtitle 特集 診断・治療可能な遺伝性疾患を見逃さないために 各論 I. 神経疾患
Authors 松尾宗明
Authors (kana) まつおむねあき
Organization 佐賀大学医学部 小児科
Journal 小児科臨床
Volume 73
Number 5
Page 645-648
Year/Month 2020 / 5
Article 報告
Publisher 日本小児医事出版社
Abstract 「I. 神経線維腫症1型(Neurofibromatosis 1 ; NF1)」 神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病, neurofibromatosis 1 ; NF1)は, ほとんどの場合皮膚のカフェ・オ・レ斑で気づかれ, 診断の契機となる. NF1の診断は, 表1の診断基準をもとに行われる. この診断基準の問題は, 孤発性のNF1罹患者の場合, 乳幼児期に診断が確定できないという点である. しかしながら, NF1の病変は年齢とともに頻度を増すので, 8歳までにはほぼ全例が診断基準を満たす. 6歳以上で所見が身体の一部分に限局していたり, 正中線を越えないで一側に存在する場合は分節型NF1と呼ばれ, 隣接する2つの体節に限局する場合は両側性の分節型NF1と呼ばれる. いずれも受胎後に変異が起きた結果生じる. MRI検査ではNF1患児の約60%にT2強調画像で高信号病変, いわゆるunidentified bright objects(UBOs)を認める.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 神経線維腫症1型, 神経線維腫, 視神経膠腫, 神経線維腫症2型, 神経鞘腫
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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