~
検索条件をクリア

アブストラクト

Title 3. 軟骨無形成症
Subtitle 特集 診断・治療可能な遺伝性疾患を見逃さないために 各論 II. 骨系統疾患
Authors 望月弘
Authors (kana) もちづきひろし
Organization 埼玉県立小児医療センター 代謝内分泌科
Journal 小児科臨床
Volume 73
Number 5
Page 664-666
Year/Month 2020 / 5
Article 報告
Publisher 日本小児医事出版社
Abstract 「I. 軟骨無形成症の概」 軟骨無形成症(achondroplasia, 以下, ACHと略す. OMIM:100800)は, 低身長, 著明な四肢短縮, 特異な顔貌などを特徴とする, 最も頻度の高い骨系統疾患のひとつである. 発症頻度はおよそ出生1万〜1.5万人に1人であり, 男女差はないとされている. 本症の原因は, 4番染色体長腕4p16.3に存在する線維芽細胞増殖因子受容体3(fibroblast growth factor receptor 3, 以下, FGFR3と略す)の膜貫通領域における点変異であることが明らかにされている. 遺伝形式は常染色体優性遺伝であるが, 90%以上は突然変異による散発例である. 遺伝子変異はFGFR3の膜貫通領域(98%以上はG380R)に集中しており, 多くはホットスポットの検索で済むので, 遺伝子診断は比較的容易である. その変異はG380R変異が98%以上と言われている.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 軟骨無形成症, FGFR-3, 内軟骨性骨化, 成長ホルモン, C型利尿ペプチド
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献