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アブストラクト

Title 8. Fabry病
Subtitle 特集 診断・治療可能な遺伝性疾患を見逃さないために 各論 III. 先天代謝異常症
Authors 小林正久
Authors (kana) こばやしまさひさ
Organization 東京慈恵会医科大学 小児科
Journal 小児科臨床
Volume 73
Number 5
Page 705-709
Year/Month 2020 / 5
Article 報告
Publisher 日本小児医事出版社
Abstract 「I. Fabry病の病態」 Fabry病は, ライソゾーム酵素であるα-ガラクトシダーゼA(α-galactosidase A ; GLA, EC 3.2.1.22)の遺伝子変異により, その基質であるグロボトリアオシルセラミド(globotriaosylceramide ; Gb3)が蓄積することによって発症する先天代謝異常症である. X連鎖遺伝形式の遺伝性疾患であり, ヘミ接合体男性患者において典型的な症状を呈するが, 女性ヘテロ患者においても, 男性患者に比べ各症状の重症度は軽く発症時期も遅いが, Fabry病特有の症状を認めるようになる. Fabry病では, 血管内皮細胞, 平滑筋細胞, 汗腺, 腎臓, 心筋, 自律神経節, 角膜などにGb3が蓄積することにより, 四肢末端痛, 発汗障害, 被角血管腫, 尿タンパクで発症する進行性の腎障害, 心肥大, 脳血管障害を発症する. Fabry病の臨床病型は, 男性患者では古典型, 遅発型, および女性ヘテロ型に分類され, 古典型男性患者では学童期に四肢末端痛, 発汗障害, 被角血管腫で発症し, 20歳代より尿タンパクを認めるようになり, 30歳以降より腎不全, 左心肥大, 不整脈, 脳血管障害(脳梗塞など)を発症する.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords Fabry病, α-ガラクトシダーゼA, 酵素補充療法, 薬理学的シャペロン療法
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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