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アブストラクト

Title 4. 急性脳症の管理
Subtitle 特集 私の処方2021 V. 神経・筋疾患の処方
Authors 豊嶋大作, 黒澤寛史, 永瀬裕朗
Authors (kana) とよしまだいさく, くろさわひろし, ながせひろあき
Organization 兵庫県立こども病院 神経内科, 兵庫県立こども病院 小児集中治療科, 神戸大学大学院医学研究科 小児科学分野こども急性疾患学
Journal 小児科臨床
Volume 74
Number 増刊
Page 1812-1821
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher 日本小児医事出版社
Abstract 「はじめに」急性脳症は熱性けいれんと同様に, 乳幼児に多いウイルス感染による発熱に伴うけいれんや意識障害で発症し, 中枢神経感染症, 既知の代謝異常症などを除外された場合の臨床診断である. 我が国の全国調査では, 急性脳症の転帰は軽度から重度まで含めた神経学的後遺症が34.6%, 致死率が4.7%と報告されている. 急性脳症は放射線医学的, 病理学的変化を来すことや, 発症数日後のけいれん群発や意識状態の低下という臨床経過によって, 臨床的, 画像的に後遺症を残さず予後良好である熱性けいれんと区別される. 急性脳症の知見はインフルエンザ脳症から広がり, その管理にはインフルエンザ脳症ガイドラインとその改訂版が広く用いられてきたが, インフルエンザウイルス以外のウイルス感染による急性脳症も網羅した小児急性脳症診療ガイドライン2016(以下, 急性脳症ガイドライン2016)が出版された. 本稿では疾患定義や分類は主に急性脳症ガイドライン2016に則った.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 急性脳症, 熱性けいれん, けいれん重積
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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