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アブストラクト

Title 3. ネフローゼ症候群
Subtitle 特集 私の処方2021 VII. 腎・泌尿器疾患の処方
Authors 橋本淳也, 濱崎祐子
Authors (kana) はしもとじゅんや, はまさきゆうこ
Organization 東邦大学医学部 腎臓学講座
Journal 小児科臨床
Volume 74
Number 増刊
Page 1883-1887
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher 日本小児医事出版社
Abstract 「はじめに」小児ネフローゼ症候群の約90%は特発性であり, 好発年齢は3〜6歳, 男女比は2 : 1である. 本邦小児における特発性ネフローゼ症候群の推定罹患率は, 6.49症例/10万人年とされている. 腎組織は85%が微小変化型を呈し, その約90%はステロイド感受性である. また再発頻度が高く, ステロイド感受性のうち約80%が再発し, そのうち約30%が頻回再発型になる. 一方, ステロイド抵抗性は約10%にみられ, ステロイド抵抗性が持続すればおよそ10年で40〜50%が末期腎不全に至る. ステロイド感受性であれば長期の生命および腎予後は良好であるが, 頻回に再発する症例ではステロイドの副作用が問題となるため, 免疫抑制薬の導入が必要となる. また, 小児期発症特発性ネフローゼ症候群患者の約20〜50%が寛解を維持できずに成人期に持ち越すと報告されており, 内科への移行が課題である.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords ネフローゼ, ステロイド, 免疫抑制薬, ステロイド合併症
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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