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アブストラクト

Title 4. 性腺疾患 (思春期早発症および遅発症, 性腺機能低下症)
Subtitle 特集 私の処方2021 VIII. 内分泌・代謝疾患の処方
Authors 佐々木悟郎
Authors (kana) ささきごろう
Organization 東京歯科大学市川総合病院 小児科
Journal 小児科臨床
Volume 74
Number 増刊
Page 1928-1933
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher 日本小児医事出版社
Abstract 「はじめに」思春期とは, 二次性徴の出現から成人にいたるまでを指し, 思春期の発来とは, 男性では精巣容積の増大, 女性では乳房の発育がとらえられた時点と定義される. 思春期以降, 男性では精巣, 女性では卵巣からの性ホルモン分泌が増加し, 恥毛の発生, 成長の促進, 変声(男性), 初経(女性)などが連続的に出現する. この思春期発来の時期, またはその進行に異常を来すときは, 第一に性ホルモンの分泌異常を考慮する. 二次性徴が, 標準よりも低年齢で出現するか, あるいは速いテンポで進む状態を思春期早発症といい, 逆に標準的な年齢を超えても十分に出現しない状態を思春期遅発症という. 二次性徴出現の標準年齢は, 一般に平均年齢(歳)±2.5×標準偏差(以下SD)から算出されるが, 日本人において必ずしも統一されていない. 表1に, 1993年に松尾が検討した二次性徴の平均出現年齢およびSD1), およびわが国で広く用いられる思春期早発症および遅発症の基準年齢を示す.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 二次性徴, 骨年齢, 乳房腫大, 精巣容積, 低身長
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献