アブストラクト
| Title | 小児在宅医療における医療的ケアの課題 〜「学校における人工呼吸器使用に関する【ガイド】」について〜 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 医療が助けた命を社会が助ける - 医療的ケア児の今 第1部 |
| Authors | 三浦清邦 |
| Authors (kana) | みうらきよくに |
| Organization | 愛知県医療療育総合センター中央病院 |
| Journal | 難病と在宅ケア |
| Volume | 26 |
| Number | 10 |
| Page | 5-9 |
| Year/Month | 2021 / 1 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本プランニングセンター |
| Abstract | 「はじめに」小児医療, 新生児医療の進歩により, 従来は救命できなかった子どもが, 在宅で過ごせるようになった. 日常的に, 吸引・気管切開管理・人工呼吸器・経管栄養・酸素療法・導尿などの医療を必要とする子どもたち(いわゆる医療的ケア児)も含まれている. 医療的ケア児の問題が注目され始めた1980年代, その多くは重症心身障害児(重度の肢体不自由と知的障害が重複している子ども)であった. 2000年代になり, 人工呼吸器が必要な重い先天異常や重症仮死児や低出生体重児等が急増した. さらに, 2010年代以降, 重い先天的な内臓疾患も治療可能となり, 重症心身障害ではないが人工呼吸器などの高度医療を必要とする脳障害が重度ではない子どもたちも増えてきた. それに伴い, 在宅で過ごす医療的ケア児と家族を地域で支える小児在宅医療体制も徐々に整備されてきている. |
| Practice | 医学総合 |
| Keywords |
- 全文ダウンロード： 従量制、基本料金制の方共に858円(税込) です。
参考文献
- 1) 2019 脳と発達;51:43-51. 委員会報告-日本小児神経学会社会活動・広報委員会 学校における人工呼吸器使用に関するワーキンググループ報告-「特別支援学校における人工呼吸器使用に関する【ガイド】について」 三浦清邦, 高田哲, 山下裕史朗 https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=41 日本小児神経学会HP (最終確認 2020/8/23)
- 2) 日本小児医療保健協議会 重症心身障害児(者)・在宅医療委員会:学校における医療行為の判断, 解釈についてのQ&A. 日児誌 2020;124:1054-1060.
- 3) 田村正徳:小児在宅医療基盤整備に向けた課題. 令和元年度厚生労働省委託事業 在宅医療関連講師人材養成事業_小児を対象とした在宅医療分野_小児在宅医療に関する人材養成講習会 https://www.mhlw.go.jp/content/10802000/000609724.pdf 29-53. (最終確認 2020/8/23)
- 4) 奈倉道明, 田村正徳. 「医療的ケア児に対する実態調査と医療・福祉・保健・教育等の連携に関する研究」の中間報告(平成28年度厚生労働科学研究費補助金障害者政策総合研究事業). 2016. http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000147259.pdf (最終閲覧 2020.8.30).
- 5) 文部科学省「学校における医療的ケアの今後の対応について(通知)」 30文科初第1769号 平成31年3月20日. (最終閲覧 2020/8/23). http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1414596.htm
