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アブストラクト

Title パーキンソン病のすくみ足に対するリハビリテーション 〜病態解釈からの実践アプローチ〜
Subtitle パーキンソン病講座
Authors 奥埜博之
Authors (kana) おくのひろゆき
Organization 摂南総合病院 リハビリテーション科 科長
Journal 難病と在宅ケア
Volume 28
Number 4
Page 41-44
Year/Month 2022 / 7
Article 報告
Publisher 日本プランニングセンター
Abstract 「1. すくみ足とは」パーキンソン病(Parkinson's disease;以下, PD)は大脳基底核に病巣を持つ進行性の神経変性疾患の一つで, 手足の振戦, 関節の硬直, 動作緩慢などの主要症状を呈します. すくみ足(Freezing of Gait;以下, FOG)は, 進行したPD患者の50%に発現する特徴的な歩行障害であり, 歩行時に足が地面にくっついたようになり, 前に進むことができなくなる症状です. すくみ足は日常生活での困難さに直結し, 転倒の原因となることも多いため, 我々リハビリテーション専門家がFOGに対する効果的な実践アプローチや指導方法を考案すること, そしてすくみ足軽減のための在宅環境などの調整について, 具体的に提案できることは極めて重要です. PD患者におけるすくみ足の発生する動作や環境は対象者によって大きく異なるため, まずはFOGの発生しやすい状況を正確に把握する必要があります.
Practice 医学総合
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に858円(税込) です。

参考文献

  • 1) Giladi N, et al: Freezing gait of patient with advanced Parkinson's disease. J Neural Transm, 108(1):53-61, 2001
  • 2) 日本神経学会 パーキンソン病ガイドライン診療ガイドライン 2018. 医学書院, 2018
  • 3) 奥埜博之, 他. パーキンソン病のすくみ足を定量的に評価する方法. 理学療法学: 43-3:241-246, 2016
  • 4) 奥埜博之, 他. 狭い間口の通過時に生じるすくみ足の症状改善に向けた介入事例. 認知神経リハビリテーション: 14:71-76, 2014
  • 5) Okada Y, et al: Effectiveness of Long-Term Physiotherapy in Parkinson's Disease: A systematic Review and Meta-Anaiysis. J Parkinsons Dis, doi:10.3233/JPD-212782,2021 [Online ahead of print]