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アブストラクト

Title 非心臓要因 (骨格筋, 栄養障害等)
Subtitle 研究会 第56回 河口湖心臓討論会 HFpEFの治療ターゲットを探る
Authors 衣笠良治
Authors (kana)
Organization 鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科学分野
Journal 心臓
Volume 56
Number 2
Page 216-224
Year/Month 2024 / 2
Article 報告
Publisher 日本心臓財団・日本循環器学会
Abstract 「●はじめに」左室駆出率が保たれた心不全(HFpEF)は, 多様な病態を含む集団である. したがって, 病型分類と病態に応じた治療介入が不可欠である. HFpEFにおけるスピロノラクトンの有効性を検証したTOPCAT試験に登録された患者をクラスター分析で解析したところ, 肥満・代謝障害を特徴とするグループと, 高齢で痩せ型, フレイルを特徴とするグループの存在が指摘されている. 日本人と西欧人のHFpEFの患者背景を比べると, 西欧人のHFpEFは前者の肥満タイプのHFpEFが多く, 日本人のHFpEFは後者の痩せ型のHFpEFが多い. したがって, 海外の治療エビデンスを本邦のHFpEFに当てはめる場合には, 病型の違いに留意する必要がある. 心不全患者の高齢化が進む本邦では, 高齢・フレイルを合併したHFpEFがさらに増加することが予想される.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords フレイル, 骨格筋, 運動療法, 栄養療法
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。

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